皇極（斉明）天皇・孝徳天皇の母にあたる吉備姫王（きびつひめのおおきみ）の墓域内に4体置かれている石像。1702年に水田から掘り出され、一時は欽明陵内におかれていたが、明治時代に移されたという。花崗岩を使用した猿石は、それぞれ高さ1m程度で頭部が比較的大きく掘り出されている。その面相や姿形から、女性、山王権現、僧（または法師）、男性を表しており中には裏に顔があるものもある。