聖徳太子創建48か寺の一つ。1300年の歴史を持つ吉野地域の古刹で、比蘇寺、吉野寺、現光寺、栗天奉寺、世尊寺と名前が変わってきた。日本書紀や同寺に残っている瓦や伽藍配置などから、少なくとも飛鳥時代（7世紀後半）には存在していたと推測されている。県文化財に指定されている太子堂には「太子　十六才の孝養像（こうようぞう）」が安置されている。