〈吉野町〉奈良の世界遺産・金峯山寺で『地獄絵護摩祈祷』斎行/「デジタル護摩木」のCFも(10/15まで) 2023.9.30 鮎 書家・紫舟による世界平和祈念プロジェクト 日本を代表する書家・紫舟さんが自身で制作した『地獄絵図』を燃やして世界平和を祈る「地獄絵護摩祈祷」が10月21日、奈良県吉野山にある世界遺産・金峯山寺で行われます。 『地獄絵図』は4隻の屏風で高さ約1.7m、全長15mの大連作。疫病や災害、戦争などで世界中の人々が直面した「死」への恐怖に対して、人間を知り、死の目的や命と対峙する作品で、今春には金峯山寺で展示されていました。 この絵図を焚き上げて燃やすことで、この世の地獄と化した戦争や疫病の終息と、人々の心の中の地獄の消失を祈る。そんなプロジェクトになっています。 世界初の試み「デジタル護摩木」 今回のプロジェクトは全額自費で行われるため、現在「デジタル護摩木」のクラウドファンディングが行われています(10/15まで)。 「デジタル護摩木」は護摩祈祷をデジタル上で行う世界初の取り組み。支援者はインターネットサイトなどで祈祷名と願い事を書いて申し込むと、木札型ウォレットが送られます。 木札にはチップが内蔵されており、ここからデジタル護摩木にいつでもアクセスが可能。画面上で祈願内容が確認できます。 デジタル護摩木の内容は金峯山寺が準備する紙札にも記載され、10/21の護摩祈祷で地獄絵とともに焚き上げられます。同時にデジタル護摩木も消失しますが、後日祈祷完了の証印が送信されます。 クラウドファンディングは当日の様子を配信視聴できるコース(5,500円)と、現地参加できるコース(8,800円)の2種類。申し込みは下記URLをチェック。 「デジタル護摩木」クラウドファンディング申し込みはコチラ!