〈奈良市〉新聞屋さんの広報誌が特殊詐欺を防いだ!奈良署が感謝状を贈呈 2024.1.25 鮎 高齢女性を特殊詐欺被害から守った広報誌 2024年1月25日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、読売センター奈良西ノ京営業所(奈良市)の所長・白石 優(まさる)さんに奈良県警奈良警察署から感謝状が贈られました。 白石さんは所長に就任した2020年から奈良署の協力のもと『耳よりダンボ~守ろう安全!高めよう防犯意識~』という防犯広報誌を発行。新聞購読者に毎月配布し、継続的に防犯・交通事故防止を呼びかけていました。 昨年11月、購読者の高齢女性(80代)から「50万円近くの身に覚えのない請求を受けた。広報誌に詐欺のことが載っていたので連絡をした」と電話で相談を受けた白石さんは詳しい話を聞くために女性の家を訪問。 「電話では何が起こったのかわからず慌てている様子だったので、直接話を伺ったところ、動画サイトの利用料金を振り込むよう指示されていました」と白石さん。 請求額が高額だったことに加え、休日にも関わらず振り込みを催促してきたことなど不審な点が多く、詐欺の可能性が高いと考え警察に相談。高齢女性は被害に遭わずに済みました。 「広報誌が本当に被害の抑止に繋がっているのかと疑問に思うこともありましたが、実際に連絡がきて大きな被害に遭う前に防げたのは良かったです。また営業所が気軽に相談できる身近な存在に感じられているのかなと嬉しく思いました」と白石さん。 2022年から再び全国各地で増えつつある特殊詐欺。手口はどんどん多様化し、また巧妙になってきています。高齢者だけに限らずあらゆる世代が狙われるようになっているので、日ごろからの情報収集も忘れず、悩んだ時は一人で判断せず、警察をはじめ、周りの人に相談しましょう!