9月-September-中秋の名月のテーブルコーディネート 美しいおもてなし 2023.9.2 鮎 美しいおもてなし 9月-September- 雑誌に載っている美しいテーブルコーディネート、憧れますね。 見た目が美しく簡単に出来るしつらえを、テーブルコーディネーターの廣江佳子先生(クッキングアトリエ主宰)にご紹介していただきます。少し手を加えるだけで、すてきな食卓に早変わり。演出と料理のおもてなしを楽しんで学びましょう! お月見に-中秋の名月- 秋。澄み渡った空に浮かぶ満月の美しさは格別ですね。月を見る風習は、平安時代に中国から伝わって観月の宴が催されるようになり、江戸時代には家庭でお供え物をするようになりました。 日本では、十五夜と十三夜のお月見を行い、片方の月見しかしない「片見月」は縁起が悪いと言われています。旧暦8月15日に上がる月を「十五夜」(中秋の名月、今年は9月29日)、旧暦9月13日の「十三夜」(後の月、今年は10月27日)。月の神様の依代と言われるススキを飾り、穀物の収穫に感謝して満月に見立てた団子を供え、お下がりをいただくと健康と幸せが得られるとされています。 今回のテーブルは美しい満月を眺め、お酒を酌み交わしながら、共に健康で幸せであることを願えるようにとセッティングしました。 献立には十五夜が芋名月、十三夜が豆名月と呼ばれていて、どちらにも使っていただけるように芋類、豆類を使い名月に合わせ丸いものを取り入れています。 9月のおもてなしメニュー 《各4人分》 ◆手まり寿司 ❶米3合を分量の水と酒大さじ3、昆布5㎝角1枚を入れて炊く。沸騰したら昆布を取り出して炊き上げる。❷酢大さじ6、砂糖大さじ4.5、塩小さじ1.5の合わせ酢を混ぜて冷まし、32個に丸め、上に好みのネタを乗せる。今回は刺身用のマグロ、イカ、サーモン、アマダイ、甘エビ、大エビ、ウナギ、卵黄(ゆで卵の黄身を裏ごしたもの) ◆月見そば ❶蕎麦1束をゆでて洗い、水気を切って椀に入れる。❷中央をくぼませ、うずら卵を割り入れ、市販のめんつゆをかける。 ◆里芋と枝豆のウニ和え ❶里芋200gは洗って皮ごと電子レンジ(500w)で4分加熱し皮を取り、5㎜の輪切りにする。❷塩ゆでした枝豆100gをさやから出して合わせ、練りウニ大さじ2、薄口しょうゆ小さじ1であえる。 ◆和風スコッチエッグ ❶卵4個をゆで卵にして殻をむき、薄く小麦粉をまぶす。❷鶏ひき肉300gに片栗粉、しょうゆ、酒各小さじ1、塩コショウ少々を入れて混ぜ、4等分してゆで卵を包む。❸小麦粉、片栗粉各同量合わせたものをまぶして170℃の油で5分ほど揚げ、半分に切って器に盛る。❹星型に切った人参、サツマイモ、グランドペチカをさっとゆでて周りに散らし、しょうゆ、みりん、酒各大さじ2、砂糖大さじ1、片栗粉大さじ1/2を合わせて煮たてたあんをかける。 ◆月見団子 ❶ボウルに上新粉150g、砂糖大さじ1を入れ、ぬるま湯130㏄を加えてよく混ぜ15個に丸める。❷熱湯に入れ、浮き上がってきたら水に取り、水気を切って三方にのせる。❸きな粉と砂糖適量を合わせたものと水100㏄、砂糖大さじ3、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1、片栗粉大さじ1を合わせて煮たてたみたらしあんを添える。 Profile 廣江 佳子 Yoshiko Hiroe クッキングアトリエ主宰 2005年OAP帝国ホテル賞 2006年、2007年家庭画報優秀賞 2009年東京ドーム東京都知事賞、優秀賞 クッキングアトリエ教室案内 テーブルと料理と部屋の設えは月ごとに変わり、季節の行事は1か月先取りします。アフタヌーンティーは春夏秋冬の季節で4〜5回変わります。 ●一般料理の日 3,000円 ●コーディネートのレッスンも兼ねる日 4,000円 ●おもてなし料理 5,000円 ●季節のアフタヌーンティー グループ(3〜4人) 12,000円 【日程】月曜〜日曜 開催/2か月先までのご予約で、開催人数は3人以上 教室準備風景 奈良市学園前 近鉄富雄駅から徒歩10分 TEL 0742-46-8736 Mail hiroe-r@kcn.ne.jp HP http://www1.kcn.ne.jp/~hiroe-r/ ★手話でのレッスンも可 古い器とコラボしたティーのテーブル 奈良には古い器もたくさん残っています。 それらを生かしながら新しい器をコラボして使い、季節を表すテーブル作りを得意とします。