大和郡山市在住の岡本一恵さん(59)が自費出版した本が、多くの人に感動を与えている。
同書は、両手両足に障がいを持って生まれてきた著者が、十数回に及ぶ足の手術、手の指の再建手術とリハビリを乗り越えていった生涯を綴ったもの。
小さい頃からのいじめや気の遠くなるような痛み、周囲の心ない言葉など、手術以外の様々なつらい出来事に対しても、いつも素直に受け入れ、つらいことすら感謝し、前向きにとらえて強く前に進む様子は、読者に勇気を与えてくれる。
母や夫、子どもたちをはじめとする周囲の人たちへの感謝の気持ちであふれ、つらい壁をどう考えて乗り越えていけばいいのかなど、教えらえることがいっぱい詰まった本だ。
『愛しい指の赤ちゃん「めぐみ」へ』
岡本一恵著 株式会社読売ライフ発行(1100円+送料)
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