最新型256列CTで患者の負担減&高精細画像
体内の詳細な断層画像により、様々な疾患の医療診断や治療方針の決定などに欠かせないのがCT撮影。高性能装置と高度な技術で迅速・的確な診断・治療に取り組む西の京病院では、最新型256列CTを導入し、自院だけでなく他院の患者の診療の一助にもなっているという。その性能についてPETセンター長の水谷陽一医師にうかがった。

PETセンター長
水谷 陽一 医師/MIZUTANI YOUICHI
時間的・性能的に患者負担が大きく軽減され、CT検査のハードルが低くなりました。安心して受けてください。人生百年時代、早期発見・早期治療で健康寿命を延ばしましょう。
先生の健康法
栄養バランスに留意した食事を心がけ、週2~3度はジムで筋トレに努めています。
■CT撮影で何がわかる?
CT撮影(コンピュータ断層撮影)は、X線を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査。従来のレントゲン検査では把握が困難だった臓器や組織の立体的な構造を、高精度で観察することが可能で、様々な疾患の診断や治療方針の決定などに不可欠なツールだ。
腫瘍(がん)、
脳出血・心臓病、
感染症、内臓の異常、
骨折 など
脳出血・心臓病、
感染症、内臓の異常、
骨折 など
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骨や血管、組織、
内臓など体内の詳しい
構造を視覚化
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骨や血管、組織、
内臓など体内の詳しい
構造を視覚化
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骨や血管、組織、
内臓など体内の詳しい
\ 構造を視覚化 /
腫瘍(がん)、
脳出血・心臓病、
感染症、内臓の異常、
骨折 など
脳出血・心臓病、
感染症、内臓の異常、
骨折 など
■患者負担を軽減&超高性能な最新型256列CT
特に同院に導入された256列(512スライス)CTは、1回転の撮影が160㍉幅(従来比8倍)と広範囲のデータ取得が可能。また、最新画像再構成のAI技術搭載で、より詳細でクリアな画質と低被ばくを両立した装置だという。
❶検査時間の大幅な短縮・・・頭部・心臓の撮影は1秒 、胸部は約2秒。静止困難者や息止めが続かない人も負担なく撮影可能
❷被ばくの大幅な低減・・・低線量胸部CT撮影では胸部レントゲン撮影2枚程度の被ばく量で撮影可能
【心臓CT】
撮影時間は1心拍(1秒)。
心拍を下げる薬の服用もない。
心拍を下げる薬の服用もない。
心臓(冠動脈)160ミリ1回転撮影

【頭部CT】
頭部単純160ミリ1回転撮影

【胸部CT】
低線量胸部CT撮影


最新型256列CT

■Dual Energy撮影により骨折診断や人工関節の術後評価も
同院の装置では、2種類の管電圧を用いるDualEnergy撮影が可能で、造影剤の大幅な減量や早期の骨折診断や腫瘍の鑑別にも有用。また、金属アーチファクト(ノイズ)抑制機能があり、人工関節などの術後評価もできる。

Dual Energy(造影剤50%減量)

金属アーチファクト抑制機能

通常CT
Dual Energy
MRI
■予約なしでCT検査が可能
なお同院では、9時~20時
(日・祝除く)、予約なしでCT検査が可能。予約時間に縛られることなく20時まで検査が受けられると、多くの患者がかかりつけ医からの紹介で、診察帰りや仕事帰りに検査に来院している(要紹介状)。
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土曜も20時までOK。
受付から会計まで約30分!
画像はCDに焼いてお渡し。
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土曜も20時までOK。
受付から会計まで約30分!
画像はCDに焼いてお渡し。
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/ 土曜も20時までOK。 \
受付から会計まで約30分!
画像はCDに焼いてお渡し。
\ チームワークで24時間365日緊急の撮影に対応 /
チームワークで24時間365日
\ 緊急の撮影に対応 /

放射線科では、PET-CT、MRI、CT、マンモグラフィー、骨密度、レントゲンなどの検査から、がん治療のハイパーサーミアまで幅広い業務を担っています。患者様に精度の高い検査を安心して受けていただくことを心がけ、地域の医療機関にも診断価値の高い画像を提供いたします。
■問い合わせ/患者支援センター TEL.0742-35-2219
■取材協力/医療法人康仁会 西の京病院 奈良市六条町102-1/
https://www.nishinokyo.or.jp/