PET検診でガンの早期発見・早期治療!
自覚症状が出てからでは遅い!
日本人の2人に1人の割合でかかり、死亡原因第1位のガンだが、早期発見・早期治療で治癒する時代。”早期“とは、症状が出てからのことではない。悔しい思いをすることのないよう定期的な検診を肝に銘じよう。
西の京病院は、その早期発見に実力を発揮するPETを導入したメディカルプラザ薬師西の京を平成16年に併設、以来、同検診と保険適応検査で5万件以上の実績を持つ。 毎年夫婦でPET検診を受けている『yomiっこ』の朝廣佳子編集長は、今年も同院へ。
PET 全身のガン発見に威力発揮
PETとは?
ガン細胞が正常細胞に比べ、3~8倍のブドウ糖を取り込む性質を利用し、全身画像を撮る検査。
PET検査は保険適応?
PET検査は、ガン患者の手術前後の病期診断や転移・再発の確認に有効とされ、保険医療に広く用いられている。早期胃ガンを除く全てのガン疾患と、一部のガン疑い病名で保険適応に、前記適応外については、自費検査となる。
PETのメリット
①注射1本で全身の検索ができる
②ガンの検出能力が高く、発見率は通常の人間ドックの約10倍
③良・悪性の区別や進行度合いの判定可能
④病期診断、原発巣の検索可能
⑤治療後の効果判定に有効
⑥経過観察、再発診断に有効
⑦肉体的・精神的負担が少ない検査法
PETのデメリット
①胃や泌尿器系等は他方より弱い
MRIやCT、エコー、血液検査等との組み合わせで総合判定
②炎症等で偽陽性になることも
なにはともあれ早期発見! 最新PET-CTで高画質総合診断
病気になりやすい性格があります。それは”我慢強い“人。かすかな兆候があっても「ストレスだろう」ぐらいに捉え無理して頑張る人です。体重が減る、声がれなど異常を見逃さないことです。人は簡単には痩せないからダイエット広告が多いのですよ。何はともあれ早期発見に尽きます。検診で大事に至らないようにしましょう。
なお、当院では、超高性能な検査と診断を可能にするPET–CTを導入しました。より的確な画像と診断のデータで、従来以上の治療成果が上げられています。もちろん、検診(保険外)で受けたい方にも適用しています。
PET-CT
組織やガンの活動状態(良性か悪性か、再発かどうか)の情報を診断する「PET検査」と組織やガンの細やかな形態や位置(ガンの形や大きさ、どの臓器のどの位置にあるのか)を検出する「CT検査」を同時に行える検査機。
yomiっこの朝廣編集長は 今年も夫婦でPET受診!
PETトータルコース(PET、全身MRI、胸・腹部CT、超音波、心電図、血液検査) +マンモグラフィー・乳腺超音波検査(編集長のみ)を受けました!
受付【12:40】
問診表、便検査、同意書(以上は事前送付)を提出、検査着に着替える。
問診
それぞれ2人の昨年のカルテを見ながら全身の健康状態をチェック。編集長は「特に変わりないです」。ご主人は「仕事は常に忙しいが右腰の痛みはなくなった。相変わらず飲みニケーションが多い」ことを申告すると、「肝臓を要念入りチェックですな」と先生。
①心電図・超音波(エコー)
心臓、肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓、(子宮、乳腺)膀胱などを検査。【約30分】
②CT
あごから腎臓まで体の断層写真をX線撮影。小さな肺ガンや肝ガン、膵ガン、結石、冠動脈石灰化などを調べる。
【約5分】
③マンモグラフィー
日本人女性のガン罹患率トップが乳ガン。受診は、乳腺が張っていない生理後1週間ぐらいのときに。【約10分】
④MRI
頭部では脳梗塞や脳腫瘍、オプションで動脈瘤の有無、骨盤腔では膀胱、子宮や卵巣の病変の有無を確認
⑤PET
採血に続いて薬剤を注射。
休憩室で安静に(約60分)。
その後、PETスキャナーで全身撮影。【約20分】
※PET検査は最終だが、①~④までの検査順序は入れ替わることがある。
検査終了【16:30】
2人の検査項目の順序は、手際よい組み方と案内でほぼ同時に終了。院内の和食レストラン「寿康」で、栄養バランス抜群の『寿康膳』(検査料金に込み)をいただいて帰宅。
結果説明【後日】
編集長「胆嚢ポリープや乳腺症など要経過観察のものがいくつかあるが、重大事ではないし、わかっていると安心だ。結果を見てほっと胸をなでおろす。健康に感謝。」
ご主人「昨年ひっかかった大腸にも問題なかった。だが脂肪肝で、肝臓が少し腫れているらしい。やはり飲み過ぎかな。コレステロール値や、先日指摘された痛風の元となる尿酸値は下がっていた。毎年の検査で節制の必要性を感じさせられる。肝臓も大事にしよう。」
取材協力/医療法人康仁会 西の京病院
TEL.0742-35-1122(メディカルプラザ薬師西の京事務局)奈良市六条町102-1
https://www.nishinokyo.or.jp/