『平維盛歴史の里』は、平清盛の孫である平維盛が生涯を終えたという落人伝説が残る場所にある史跡公園。周囲を全て山に囲まれたまさに “隠れ里” といった場所ですね。
「平（たいら）」という集落名からもその歴史をうかがえます。
平維盛は “光源氏の再来” と言われるほどの美貌の持ち主だったと言われています。
しかし源平合戦では、富士川の戦い、俱利伽羅峠の戦いに敗れ、屋島の戦いの折に陣中から逃亡し消息を絶っています。
したがって最期についても、高野山で出家したとか、熊野灘に入水したとか、色々説はあるんですが、この地には亡骸を葬ったとされる『維盛塚』が残っています。
維盛の生涯を学べる資料室
塚の周辺には日本庭園「花鳥風月の庭」やツツジ園、散策路が整備されていました。資料室や休憩所、トイレのある建物もあります。
一見暗くて開いてなさそうですが、電気の点け消しがセルフなだけです。ご安心ください♪
資料室では、維盛の生涯を学べるジオラマのほか、後白河法皇50歳の祝賀で「青海波（せいがいは）」を舞った維盛と法皇のフィギュアが展示されています。
ちなみに、青海波を舞う維盛は烏帽子に桜と梅の枝を挿していたことから、官位と合わせて「桜梅少将」と呼ばれ、優美に舞う姿が称えられたといいます。
約3000発の花火が彩る「平維盛の大祭」は必見！
毎年7月の最終土曜に行われる『平維盛の大祭』。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていましたが、ついに今年7月29日（土）、4年ぶりの開催が決定しました！
御霊祭に始まり、もちせりや燈花会、夜叉太鼓、コンサートが会場を盛り上げます。祭りの締めを飾る花火はなんと約3000発！県内屈指の規模で打ち上がる花火は必見です！
