「県営うだ・アニマルパーク」(宇陀市)に動物愛護センターがあることご存じ?
県営うだ・アニマルパークは、ヤギやポニーなど動物たちと触れ合える体験や芝生公園もある家族連れに人気の施設。この施設内にある、動物愛護センターで犬・猫の譲渡事業を行なっていることは知っていましたか?
正式名は、奈良県中和保健所 動物愛護センターです(以下センター)。
センターには様々な理由で動物たちが収容されます。
センターの譲渡事業では、犬や猫を家族として受け入れたい人たちへセンターで収容した健康状態や性格の好ましい犬や猫を譲っています。
我が家の猫もそのうちの1匹です。
10年前にやってきて今は10歳のキジトラの猫、ミーちゃんです。
元気で大きな病気もなく、歯も丈夫! 歯周病を患いやすい猫もいる中、前歯もきちんと並んでいます。
暑さ、寒さにも強く、体重も3.5kgと適正のまま維持。人間も見習いたいぐらい健康な猫です。
ミーちゃんが我が家に迎えるために、どういった手続きが必要なのか、中和保健所動物愛護センターの手続きを紹介します。
奈良県の犬・ねこ譲渡事業
①犬・猫を譲渡するには条件がある
センターから譲渡のための条件がホームページに掲載されています(パンフレットもあり)
・18歳以上~概ね65歳未満であること
・家族全員の同意を得ていること など
猫に関しては
・自宅で完全に「室内飼養」ができること。近々転居する予定がないこと。
他にも、様々な条件が提示されています。
この条件の1つひとつを理解・了承してから次へ進みましょう
②講習会を受ける
毎月センターでは予約制で犬、猫の講習会が行われいるので譲渡希望者はまず講習会の予約を。
センター以外の会場もあり、日程はホームページに掲載されています。
講習会では動物の習性や家での飼育の仕方、飼い主としての責任など基本的なことを学ぶことができます。(これから動物を飼おうとしている人も受講可能)
受講後に「飼養希望者登録申請書」を提出します。
私が受講したときは複数の受講者がいたので希望順を決め、受講後に譲渡の準備ができている猫たち(にゃん友ルーム)を拝見することができました。
③審査・登録 自宅訪問調査または書類提出をする
後日、センターの職員さんたちが自宅を訪問されます。(または規定の書類を提出して審査)
どんなところで飼育するのか、猫の場合は日中お世話する人がいるのか、完全室内飼養できるかというところもチェック。この時は母に対応してもらいました。
(※現在は希望者のみ自宅訪問調査を実施ているとのことです)
④相性確認
登録完了後、希望猫との相性確認のため再びセンターに行きます。
私のときは、家族全員で猫を迎えに行きました。※ゲージ類の用意をしておきます
職員さんから1日のごはんの量を教えてもらい、センターで食べているものと同じものを2日分ほどいただきました。
⑤譲渡申請書を提出して譲渡
譲渡費用は無料です。
名前もセンターにいた時は「グーちゃん」でしたが、我が家にきて「ミーちゃん」と改名しました。
さて、初めての家にきたミーちゃんはドキドキ。
ゲージの中のハウスの隅っこに丸まって様子を伺っていました。
その後、ひざの上でうたた寝するほど慣れてくれたのでひと安心。
⑥譲渡後の調査
3ヶ月~1年後に調査があります。
私の場合はレポートと写真を書類で送付しました。
動物愛護センターのホームページに譲渡事業の詳細、譲渡候補の犬、猫が掲載されています。
新しい家族としてペットを検討中の皆さん、奈良県ではしっかりした手続きでかわいい犬・猫を迎えることができる施設があります
我が家のミーちゃんも10歳。すこぶる元気に過ごしています。
今では子どもの遊び相手もしています。
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【応募フォームはこちら】
【奈良県中和保健所動物愛護センター】
住所:奈良県宇陀市大宇陀小附89(県営うだ・アニマルパーク内)
TEL 0745-83-2631
アクセス:うだ・アニマルパークの敷地内にある「奈良県畜産技術センター」に向かって徒歩約5分