二十四節気|春分 二十四節気 2023.3.20 みょ 二十四節気でめぐる奈良の風景 「奈良ごよみ NARA-GOYOMI」 悠久の歴史と文化が息づく古都・奈良では、1年を通じて変化に富む自然の風景、長い歴史文化に基づく数多くの祭礼や行事、旬の食材に恵まれています。そんな四季折々の「奈良」を二十四節気ごとにご紹介いたします。 「二十四節気」とは... 古代中国でつくられた季節の区分法で、太陽の動きにあわせて1年を24に分けたもの(一つの節気は15日程度)。季節の訪れをひと足先に察知することができ、天候によって左右される農作業の指針として今でも使われています。 そして、二十四節気をさらに3等分し、季節の風物を表したものが「七十二候」。 それぞれに美しい名前が付けられており、四季よりも細かな季節を文字でも楽しみ、感じることができるのです♪ (今では新暦(太陽暦)が使われているので、現代の四季と二十四節気による四季には少しずれがあります) 二十四節気 春分しゅんぶん 3月21日~4月4日頃 春分には太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。 この日を境に少しずつ昼の時間が長くなっていきます。 七十二候:第10候 雀始巣(すずめはじめてすくう) 3月21日~24日頃 スズメが巣を作り始める頃。昼の時間が少しずつ伸びる春から夏にかけてはスズメにとっての繁殖期です。最近はスズメの姿を見かける機会も少なくなってしまいましたね。 Photo:「雀(奈良市)」 © 髙見恭子 七十二候:第11候 桜始開(さくらはじめてひらく) 3月25日~29日頃 あちらこちらで桜の花が咲き始める頃。桜前線が北上し、日本中が今か今かと待ち焦がれる、そんな晴れやかな高揚感が列島を覆います。 Photo:「當麻寺護念院の枝垂桜(葛城市)」© 澤戢三 七十二候:第12候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) 3月30日~4月3日頃 初雷が鳴り出す頃。桜も盛りを過ぎ、遠くの空で雷が鳴り出す季節の変わり目。大気が不安定であることから、雹(ひょう)が降ることもあります。 Photo:「天空の庭に降る雨(東吉野村)」© 漆間祐晃 春分の奈良 旬情報 奈良の桜スポット 平群町の福貴畑地区、斜面一面に桃、紅白モクレン、レンギョウ、サンシュユ、ボケ、ツバキ、桜など、春の花が咲き乱れます。 詳細を見る 旬情報 奈良の桜スポット 奈良県内各地の桜情報はこちら 詳細を見る