メディカル最前線vol.41 西の京病院 消化器内視鏡センター(内視鏡学会認定施設)

【消化器内視鏡センター】
苦痛のない内視鏡診療で消化器疾患を早期発見・治療!

“的確な診断・適切な治療“をモットーに、効果的かつ患者に負担の少ない一貫した検査・診断・治療をめざす西の京病院。今回は消化器がんの早期発見に有力で確実な内視鏡検査について、検査実績年間6千件超の内視鏡認定施設・消化器内視鏡センターで話を伺った。

高い精度と安全性、痛みを伴わない鎮静下内視鏡

内視鏡カメラの有効性をわかっていても、一度でもつらい思いをすれば消極的になるのが普通だ。そこで西の京病院では、患者の負担を大幅に軽減できる鎮静下内視鏡検査を導入。
使用するのは、NBI拡大内視鏡(最大80倍の拡大観察)で、ズーム機能と2つの波長を搭載し、精度の高い観察が可能だ。ただスコープの太さが10㍉以上、通常のやり方では大きな苦痛が伴うこともあり、鎮静下での内視鏡検査を実施している。
鎮静下とは、麻酔を使った状態のことで、受診者は痛みを感じず、医師も受診者の苦しそうな表情を見ることなく、診断に集中できるそうだ。この麻酔は効きが早く、醒めた後はすっと消えるタイプなので、車で来院した人でも安心。また大腸と胃の内視鏡検査を続けて行うこともでき、1回の来院で済む。
最新鋭のハイビジョンカメラを用いた鎮静下内視鏡検査は、精度も高く、私たち医師は従来よりも短い時間でより的確な診断ができます。

年間6千件を超える実績

鎮静下(検査)でも従来検査と同等費用で受けられ、同院での内視鏡検査は年間6千件を超える。そしてその99・3%が次回からの検査も”鎮静下を希望する“と答えた。
胃や腸に自覚症状がある人は保険診療
定期的な健診が受けやすくなり、がんの早期発見・治療につながります。
定期的に検査を受けることで、胃がんや大腸がんの発見率が上がり、加えて食道がんや十二指腸がんの発見に結びついた例も多い。また胃ガンに大きく関与するピロリ菌の有無も内視鏡で診て、リスクの予測と予防に役立てる。さらに大腸内視鏡検査では、同時に大腸ポリープの切除も行うことができる。

最新鋭の内視鏡で開腹しない短期入院治療も

従来は開腹が必要だった手術も、経験豊富な専門医が内視鏡や腹腔鏡を使い、胃がん、大腸がん、食道がん、十二指腸がんとも、体にダメージを与えない治療を行う。

検査室の拡大とリカバリールーム完備、検査待機室の充実

検査室とリカバリールームの増設で、検査の流れがよりスムーズ、プライバシーも配慮
下剤処置中の検査待機室

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など)についてもご相談ください!

消化器内科部長 兼 総合健診センター長
塩谷 淳 医師
消化器内視鏡センター長
松木 信之 医師
消化器内科医長
西尾 昭宏 医師

【内視鏡検査】
●診療:月曜~土曜の午前・午後
●予約専用ダイヤル TEL.0742-35-1215

■問い合わせ/患者支援センター TEL.0742-35-2219
■取材協力/医療法人康仁会 西の京病院 TEL.0742-35-1122(メディカルプラザ薬師西の京事務局)奈良市六条町102-1
https://www.nishinokyo.or.jp/

基本情報 Basic Information
西の京病院/にしのきょうびょういん
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