編集長のメッセージ(12月)

財布を落とした。クリーニング屋さんの駐車場で落としたようで、車を出して10分ほどで気づき戻ったが、どこにも見当たらなかった。親切な方が拾って警察に届けてくれたらなと願いつつ、すぐに落とし物届けを出した。
『スマホを落としただけなのに』という映画が脳裏をよぎる。

落とした財布は小銭入れの大きさで、お札も入れられるタイプ。中身の現金はほぼ把握していたが、めったに使わない財布なので、念のために入れていたクレジットカードがどれだったか覚えていない。
というのは、私は勧められると断れずにカードを作ってしまう癖がある。「今作ると本日のお買い物は15%引きです」などの言葉に乗せられて、ほいほい作ったカードが何枚かある。また百貨店が好きなので、百貨店ごとにカードを作っていた。
これかなと思うカード会社に順番に電話。音声ガイダンスばかりでなかなか前に進まない。やっと「おつなぎします」と言われてからさらに10分以上待たされる。つながると、そのクレジットカードから定期的に落ちているものを聞かれる。その場合、自分で各所に連絡を入れて変更手続きをとらなければならない。そんなことを繰り返してほぼ1日がつぶれた。
カードといえば、この頃はカード使用時にほぼ本人確認はないし、タッチ決済でいけるものも多いので、誰のカードであろうがスイスイ使われてしまう怖さもある。
ラジオでMCの山本浩之さんが「僕はカードもタッチ決済も電子マネーも一切やらない。現金のみ」と断言していた言葉が頭の隅に浮かんだ。教訓、カード、整理します。

よみっこ編集長 朝廣 佳子

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