〈奈良〉悲願の奈良マラソン制覇へ『NARA-X』2024年度体制発表会

奈良県拠点、陸上のクラブ型実業団

奈良県に拠点を置く陸上のクラブ型実業団「NARA-X」は8月3日、橿原市の県社会福祉総合センターで2024年度の体制発表会が行われました。

NARA-Xはそれまで単一企業でしか認められていなかった陸上競技の実業団において、全国で初めて「クラブ型」として認められたチーム。各選手が県内の別企業でフルタイム勤務し、仕事と競技を両立させています。

大歳研悟監督が冒頭のあいさつで「本当の意味での新体制がスタートした」と話すように、チーム結成時から在籍した大井千鶴が引退し、2期加入の平田由佳は卒部。

本年度は米谷結希(26)を新主将に、清水穂高(28)、大樽瑞葉(28)、田代実穂(24)、育成の小林亜由佳(23)の5選手で活動します。またチームスタッフは平田治がプレイングコーチ、岡崎暢が主務を務めます。

昨年度に引き続き、目標は奈良マラソン優勝奈良県記録更新。大歳監督は「多くの実業団は大阪国際女子や名古屋ウィメンズを狙うと思いますが、NARA-Xは地元の応援があってこそのチーム。今年こそは奈良マラソンで優勝します」と宣言しました。

奈良マラソンでは、女子フルに清水・大樽・米谷の3選手、男子フルに平田コーチ、田代・小林の両名は女子10㎞の部に出場します。

また米谷主将は「一緒に練習できるのは週2日しかないので、個人で練習している時でも、皆が同じ目標に向かって頑張っているんだと互いに信頼し合えるチームにしていきたいです」と話しました。

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