メディカル最前線vol.69 長年の実績と高いスキルで親身な看護とリハビリ

自宅で安心・スムーズな生活

病気や障がいがあっても、住み慣れた家で安心して暮らしたい」「最期は自宅で迎えたい」と望む方が増えてきた。だが、家族だけで介護や医療的ケアができるか不安が大きい。そんな方々を支えるのが訪問看護だ。〝一人ひとりの患者を一生涯かけて見守る医療・介護の環境づくりが信条〟とする西の京病院が平成9(1997)年から事業を行っている西の京訪問介護ステーション『かがやき』で、辰巳恵理所長に話をうかがった。

看護師、セラピスト

個々の患者さんやご家族の状況に寄り添った〝心のあるケア〟を心がけています。

【 訪問看護とは 】

訪問看護とは、看護師などが居宅を訪問して、主治医の指示や連携により看護等を行うもので、多職種と協働で療養生活を支援する。
ご自宅で安心して生活を送れるようお手伝いします!
かがやきちゃん

西の京病院グループ併設の訪問看護ステーション

■開設27年、訪問看護の先駆け

「かがやき」は、時代や地域のニーズに応え、奈良市でいち早く開設された地域や他の医療機関からの信頼も高い訪問看護ステーション。ベテランメンバーも多く、良好なチームワークで研鑽を積む。
母(父)親の看取り後に、「父(母)の時もお願いしますね」と依頼されることも多く、やりがいと誇りを感じます。

現在、看護師11人、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など7人、事務2人の多職種からなる専門スタッフワンチームとなり、利用者に合った医療、介護を提供し、〝その人らしい暮らしの実現〟を支援する。

■西の京病院グループの安心サポート

西の京病院グループの医療と介護が連携した安心のサポート体制。利用者の体調が急変した時には、西の京病院がバックアップ。契約者にはかがやき看護師による24時間緊急訪問も行っている。
利用者の声
病弱な妻への貴所看護師の皆様の献身的な看護対応に一言では言い表せない感謝とともに深い感動をおぼえます。

利用するには

訪問看護は医療保険もしくは介護保険で利用できるサービス。主治医、担当ケアマネジャー、市町村の福祉課、地域包括支援センター、または同ステーション「かがやき」へご相談を。

サービス内容

病状や健康管理

全身状態の観察から病状悪化の予防や早期発見、慢性疾患の自己管理支援等

療養生活の相談・支援

清潔ケア(清拭・入浴介助等)、栄養摂取や排泄管理のケアと指導等

医療的処置・管理

医師の指示の下、点滴・胃ろう・在宅酸素カテーテル類・服薬の管理等

ターミナルケア(終末期の支援)

最期までその人らしい生活が行えるよう、本人と家族の思いに沿った支援

リハビリテーション

リハビリスタッフと連携し、状態に合った看護師によるリハビリテーション

在宅移行支援

病院や施設等との連携を図り、在宅生活へのスムーズな移行の支援

理学・作業療法

寝返り・起き上がり・座位・立位・歩行練習。食事・排泄・更衣・整容・入浴の動作練習。掃除・洗濯・買い物・金銭管理・食事の用意・乗り物利用・余暇活動などの練習

言語聴覚療法

食事に対する助言・指導・相談や、嚥下機能訓練(口腔のケアや体操、飲み込み練習)、構音練習や失語症へのアプローチ、コミュニケーション機器のアドバイスなど

環境調整

住宅改修(段差解消、手すり設置等)、福祉用具(歩行器・車椅子・ポータブルトイレ等)導入提案・助言、生活導線(室内導線、家具の配置等)確認・整備

自主トレーニング指導

自宅でできるリハビリメニューの提案。生活に必要な身体機能の維持・向上のための運動や体操

辰巳 恵理 所長/TATSUMI ERI

超高齢化が進む中、またコロナ禍の頃から、〝最期は自宅で〟というケースが増えてきました。住み慣れた自宅でご本人やご家族の気持ちを大切にしながら過ごしていただけるよう支援いたします。
所長の健康法
愛犬が癒やしと健康を支えてくれています。休日も雨の日も早起きして散歩。気分転換やストレス解消になります♪
医学の進歩で痛みのコントロールも可能になり、往診専門医も増加中♪

■問い合わせ/患者支援センター TEL.0742-35-2219
■取材協力/医療法人康仁会 西の京病院 奈良市六条町102-1/
https://www.nishinokyo.or.jp/

基本情報 Basic Information
西の京訪問看護ステーション かがやき
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