二十四節気|小暑 二十四節気 2023.7.7 みょ 二十四節気でめぐる奈良の風景 「奈良ごよみ NARA-GOYOMI」 悠久の歴史と文化が息づく古都・奈良では、1年を通じて変化に富む自然の風景、長い歴史文化に基づく数多くの祭礼や行事、旬の食材に恵まれています。そんな四季折々の「奈良」を二十四節気ごとにご紹介いたします。 「二十四節気」とは... 古代中国でつくられた季節の区分法で、太陽の動きにあわせて1年を24に分けたもの(一つの節気は15日程度)。季節の訪れをひと足先に察知することができ、天候によって左右される農作業の指針として今でも使われています。そして、二十四節気をさらに3等分し、季節の風物を表したものが「七十二候」。それぞれに美しい名前が付けられており、四季よりも細かな季節を文字でも楽しみ、感じることができるのです♪(今では新暦(太陽暦)が使われているので、現代の四季と二十四節気による四季には少しずれがあります) 二十四節気 小暑しょうしょ 7月7日~7月22日頃 「二十四節気」の11番目の節気。梅雨が明け、本格的な夏の到来です。集中的な豪雨も多く発生する時季で、強い日差しと低気圧がつづき体調を崩しやすい頃でもあります。 七十二候:第31候 温風至(あつかぜいたる) 7月7日~11日頃 梅雨明けは年によって異なりますが、6月下旬の沖縄県をかわきりに、7月上旬には九州南部、7月20日頃には本州、そして最後の東北地方は7月下旬と日本列島を南から北へと一気に夏が駆け上がります。 photo:「夏の空」(宇陀市) © 髙見恭子 七十二候:第32候 蓮始開(はすはじめてひらく) 7月12日~17日頃 蓮の花が咲く頃。蓮の花は深夜2時頃、闇の中でひっそりと開き始めます。花が完全に開くのは明け方で、昼過ぎには閉じてしまいます。これを3日繰り返し、4日目、花びらは再び閉じることなく散っていくのです。夏の朝の薄闇の中、水面からすい〜っと花茎を伸ばし、ゆっくりとつぼみをほどいていく様は、極楽浄土の風景を連想させます。 photo:「藤原宮跡の蓮」(橿原市) © 林智美 七十二候:第33候 鷹乃学習(たかすなわちわざをなす) 7月18日~22日頃 5〜6月にかけて孵化した雛が、巣立ちの準備にとりかかる頃。飛び方を覚え、狩りを学び、独り立ちに備えます。日本で鷹といえばオオタカをさすようですが、オオタカは南西諸島などをのぞく日本各地に生息し、里山でも見られます。運が良ければ夏空に弧を描く姿を見れるかもしれません。 photo:「鷹」(奈良市) © 漆間祐晃 春分の奈良 旬情報 奈良の桜スポット 平群町の福貴畑地区、斜面一面に桃、紅白モクレン、レンギョウ、サンシュユ、ボケ、ツバキ、桜など、春の花が咲き乱れます。 詳細を見る [関連記事] 奈良の蓮スポット 西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺で『奈良・西の京ロータスロード』開催!令和5年6月15日(木)〜8月16日(水) 詳細を見る≫