絵本作家 岡田よしたかの世界
45歳で絵本作家としてデビューした岡田よしたかさんは、シュールな絵と関西弁が特徴で、ユニークな絵本を制作しています。食べ物をキャラクターにしたシリーズが有名で、『ちくわのわーさん』は第3回ようちえん絵本大賞を受賞しています。
『特急おべんとう号』や『うどんのうーやん』、『こんぶのぶーさん』『そらとぶてっぱん』など奇想天外なストーリーに子どもたちは興味津々です。岡田さんは絵本を描くときは「子ども向けとか大人向けとかは考えず、自分がおもしろく感じるものが一番」という思いで作品づくりに取り組んでいます。そして「子どもが絵本を読んで、ただ「楽しい」と思ったなら、それで十分」と語っています。岡田さんが描く絵の表現と、ことばの表現、この二つが合致して楽しい絵本の世界が広がっているのです。展示では、岡田さんの絵画作品や絵本の原画作品で展示構成し、岡田さんのユーモラスな表現の世界を紹介します。
https://ncmoa.art/archives/8542