奈良県唯一の療育病院である「東大寺福祉療育病院」に通うこども達による作品展が11月2日・3日に開催されます。
東大寺福祉療育病院（東大寺整肢園）は、聖武天皇・光明皇后の「動物も植物も含め共に栄える世の中にしたい」という願いをこめて建立された東大寺の境内にあり、障害を持つ子どもたちの療育を行なう施設として昭和30年に開設されました。
作品展には、通所で通うこども達ががんばって作った素敵な作品のほか、成人の方が日々の活動で作られた商品や、東大寺別当、長老、塔頭住職の書画をはじめ、陶芸や写真なども展示・販売されます。
また、今年は重症心身障害や「医療ケアが必要なため外出が困難な」入所児・者や、通園児・者による音楽の演奏発表も行われます。
●音楽演奏発表：11月2日（土） 14：30～（東大寺大仏殿西回廊）
本イベントは、9月1日から11月30の間に奈良県内で開催される障がいのあるなしや性別・年齢にかかわらず「みんな」が参加して「たのしむ」ことのできる芸術祭「奈良県みんなでたのしむ大芸術祭（みん芸）」に登録されています。
なお、本作品展・成人活動販売・呈茶席での収益金はこども達の生活環境向上のために当てられます。
