ふるさとミュージアム山城（京都府立山城郷土資料館）にて10月19日(土)〜12月8日(日)までの間、特別展「南山城の戦国時代」が開催されます。
応仁・文明の乱（一四六七～一四七七）を端緒として約100年間続いた戦国時代。戦乱は全国各地へと拡大していきました。南山城地域では、室町幕府の管領家のひとつ畠山氏の跡目争いが繰り広げられ、対立が長期化。戦いに疲弊した国人達は団結して畠山氏を追い出し、八年間に及ぶ自治を獲得しました。これが、有名な山城国一揆（一四八五）です。
従来、国人達の自治は明応二年（一四九三）に解体されると考えられていましたが、近年発見された尾張構井家文書の調査により、戦国時代を通じて国人達は自衛のためのネットワークを構築していたことが判明しました。また、国人達が築いた城館跡に目を向けると、京都府教育委員会が実施した中世城館調査や、過去に行われた発掘調査によって、南山城の城館の構造や特徴が明らかとなってきました。
今回の展覧会では、近年の調査・研究成果を基に、考古資料や歴史資料を一堂に会することによって、戦国時代の南山城の姿に迫ります。
学芸員による列品解説
講師：ふるさとミュージアム山城（京都府立山城郷土資料館）職員
日時：10月19日（土） 11:00〜
日時：10月19日（土） 11:00〜
文化財講演会 ※先着順
「山城地域の城」
講師：千田 嘉博 氏（名古屋市立大学教授）
日時：11月９日（土）13:30〜
定員：430名
会場：アスピアやましろホール
「南山城地域の平地城館」
講師：福島 克彦 氏（大山崎町歴史資料館館長）
日時：11月23日（土・祝）13:30〜
定員：65名
会場：ふるさとミュージアム山城（京都府立山城郷土資料館）研修室
