2023.1.16 みょ 写真提供:一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー 廣瀬大社の「砂かけ祭」 廣瀬大社は、佐保川・初瀬川・飛鳥川・曽我川・葛城川・高田川等、大和盆地を流れるすべての河川が一点に合流する地に祀られている、水の神様です。 毎年2月11日に行われる「砂かけ祭」は、五穀豊穣を祈り、田人と牛役と参拝者が雨に見立てた砂をかけ合う大和の奇祭です。 10時30分から「殿上の儀」として、宮司祝詞奏上の後、拝殿で田人(お百姓)、牛面をかぶった牛役、早乙女らが、苗代作り・苗代巡り・苗取り・田植えの順に所作を行います。 14時からは、拝殿前の神田に見立てた砂地の田圃での「庭上の儀」に移り、田人と牛役が田作りの作業をし、参拝者に砂をかけます。この砂は雨になぞらえられており、豪快にかけ合うほど雨がよく降って豊作に、砂をかぶると厄除けになると言われます。 最後に、苗に見立てた松苗と田餅がまかれて終了です。この松苗は玄関に飾ると厄除けに、田餅は食べると無病息災で過ごせるとされます。