日本を代表する書家・芸術家で奈良にもゆかりを持つ紫舟氏が描いた全長15mの大連作「地獄絵図」が3月24日から5月7日まで金峯山寺(吉野町)で展示される。
絵図は疫病や災害、戦争などで世界中の人々が直面した「死」への恐怖に対して、人間を知り、死の目的や命と対峙する作品となっている。
展示後の10月21日には同寺の僧侶による読経の後、絵図を焚き上げる。この世の地獄と化した戦争や疫病の終息と、人々の心の中の地獄の消失を祈る。
焼失前に作品を鑑賞できるのは西日本では最後の機会。同時期には金剛蔵王大権現の特別ご開帳や吉野山の桜も見頃を迎えるので併せて訪れてみては。
時・3/24(金)~5/7(日)
所・金峯山寺(吉野郡吉野町吉野山)
※観桜期は交通規制あり。
詳細は吉野山観光協会のHPを確認。
【金峯山寺】https://www.kinpusen.or.jp/
【吉野山観光協会】https://yoshinoyama-kankou.com/