筆墨老舗の「松林堂」がスパイスカレー『正倉院咖喱』を発売！ | 奈良の地域密着型・総合情報サイト Narakko!（奈良っこ）

筆墨老舗の株式会社松林堂（奈良市／代表取締役：前田高志）は、奈良のロマンが感じられるスパイスカレー『正倉院咖喱』（ビーフ／レトルト商品）を、令和2年12月24日に発売。

〝奈良を味わってほしい〟。
そんな思いから正倉院にあるシルクロード伝来のスパイスと大和生薬の代表である大和当帰（葉粉末）を使い、カレー研究家のAZU CURRY Lab.監修の下に作り上げたレトルトカレーを、書道家・信貴黎香先生の揮毫による商品名をデザインしたパッケージで売り出した。

スパイスについて

奈良はシルクロードの終着点、たくさんの人や文化が行き来していたところ。光明皇后が東大寺に奉納した聖武天皇の遺愛品の保存庫である正倉院には、装飾品・楽器・武器・文書・薬など様々な品が納められ、現在まで約1300年もの間大切に保管され続けている。

その中にはシルクロードを通って奈良まで運ばれてきたスパイスがある。胡椒、クローブ、シナモンなどは貴重な薬と考えられて大切に保管された。

奈良ならではのカレー

『正倉院咖喱』は、それら正倉院ゆかりのスパイスやハーブ類、奈良ゆかりの漢方「大和当帰葉」を使って、味を引き立て薬膳的要素も兼ね備えたカレーだ。

大和当帰葉の薬効

当帰はセリ科の多年生で優良な大和生薬の代表。平成24年に葉の部分が「非医」扱いとなり、ビタミンK・E・Cやミネラルが豊富な葉の有効利用が注目されている。セロリのような香りが特徴で、近年エイジングケアや抵抗力・免疫力の向上などへの期待が高まっているとして、食品や化粧品などに多用されている。

『正倉院咖喱』の監修はAZU CURRY Lab.

監修は、あのAZU CURRY Lab.（北新地）の内藤あづ紗氏。フレンチ界出身の料理人で関西を中心に活動するスパイス・ハーブの力を引き出すカレー研究家。アーユルヴェーダや薬膳、野菜ソムリエなど研究家でもある。今回、大和当帰葉の風味と薬効も取り入れて『正倉院咖喱』（ビーフ）を完成させた。

「正倉院は、世界最古のスパイスが保管されていたという歴史があります。奈良は薬草のまちでもあり、ツムラ製薬さんやロート製薬さんの発祥の地でもあります。〝健康は、食べることから始まる！〟という私の経験に基づく持論の下に、からだを温めるスパイスと奈良の薬草大和当帰（葉）もブレンドして監修しております。ビーフたっぷりの大人の辛口スパイスカレーは、ボリューム感があるのにカロリー166kcalとヘルシーに仕上げました」と内藤あづ紗氏。

『正倉院咖喱』のおいしさの秘密

『正倉院咖喱』は、ソテーオニオンの甘みにトマトピューレーの甘酸っぱさ、ゴロゴロと入った国産牛肉からにじみ出たうまみに、スパイスやハーブの芳香が鼻腔をくすぐり、奥行きと広がりのあるスパイシーな味わい。香料・着色料・化学調味料無添加！　それぞれの食材の持つパワーが合わさり、増幅・相乗した力強いコクとおいしさが口中に広がる。　食べた後には至福の余韻が…。

奈良の筆墨屋がなんでカレーを？

創業150年の筆墨老舗がどうしてカレーを作って売るのか？　松林堂は、国指定伝統工芸品の奈良筆の製造を、昔ながらの伝統の製法で作り続けて150年。全国の書家をはじめ、書道愛好家に愛用されているものづくりに邁進。その筆づくりを通して日本の伝統文化を守り、その発展を応援する姿勢で、新たに奈良が誇れる商品づくりや奈良ならではの体験を提供していくサービスを開始する。