〈奈良〉冬から春へ、奈良の「節分行事2025」

124年ぶり!2025年の節分は2月2日

冬から春への分岐点「立春」。節分の日には、各社寺では除災招福、疫病退散を祈願します。「鬼は外!福は内!」いや「鬼も内!?」のところもあるんです。摩滅(まめつ)に通じる「豆」をまいて、今年こそ平穏な年になりますように!

ちなみに、2025年の節分は2月2日。3日以外の日になるのは1984年2月4日以来37年ぶり,2日になるのは1897年2月2日以来124年ぶりだそう。また恵方は南南東です。

◆金峯山寺節分会「鬼火の祭典」

豆まきで「福は内、鬼も内」と唱える全国でも珍しい調伏式。福豆まき大抽選会では豪華景品が多数。

【金峯山寺|行事案内】

2/2(日)9:30~

同時開催
『鬼の祭典キャンペーン2025 in 吉野山』
(2025年1月25日〜2月2日)

國軸山 金峯山寺
  • 住所: 吉野郡吉野町吉野山2498MAP
  • TEL: 0746-32-8371
  • 拝観時間: 8:30~16:00(蔵王堂・脳天大神龍王院)
  • 拝観料: 大人800円、中高生600円、小学生400円 ※秘仏ご本尊特別ご開帳時は別途
  • 駐車場: 専用駐車場なし

東大寺二月堂「節分・万灯明・星祭」(2日)

還宮では、古札やお守りを浄火で焚き上げる。星供養では「星曼荼羅」を掲げて、除災与楽を祈る。

撮影:植田英介

◆奈良市雑司町406-1|☎0742-22-5511

春日大社「節分万燈籠」(2日)

諸願成就の祈願祭。舞楽奉納後、18時頃から境内の石燈籠・釣燈籠約3,000基に灯が入る。

釣灯籠のあかりが朱塗りの回廊に映えて幽玄な雰囲気

回廊内特別参拝は700円
3,000円以上の初穂料で献燈可

◆奈良市春日野町160|☎0742-22-7788

岡寺「星まつり」(1月27日~2月2日)

1/25までに申し込まれた御祈願札を祈願し、3日の結願後、順次手元に送る。
1月27日(月)から2月2日(日)まで開催。

◆高市郡明日香村岡806|☎0744-54-2007

元興寺「節分会」(2日)

元山上千光寺の修験者による星祭り、厄除け・招福祈願、柴燈大護摩供、火渡り修行後、15時から「福は内、鬼は内」と豆まき。

◆奈良市中院町11|☎0742-23-1377

大安寺「節分会(開運星祭り)」(3日)

14時から開運厄除け祈願の護摩が焚かれ、15時から福豆まき。

◆奈良市大安寺2-18-1|☎0742-61-6312

帯解寺「節分星祭」(2日)

本尊前に星曼荼羅を掲げ、申込者の除災招福を祈祷(「祈祷札」授与)。法要は非公開だが、参詣者には福豆を無料授与。

◆奈良市今市町73|☎0742-61-3861

大和松尾寺「節分祭」(2日)

厄除祈祷厳修、松尾山七福神開扉、大黒念持仏公開

日本最古の厄除霊場で厄を払い、松尾山七福神から福を授かる祭り。先着1,000人に松尾山七福神豆を無料授与。

◆大和郡山市山田町683|☎0743-53-5023

石上神宮「節分祭」(2日)

拝殿で国家国民の繁栄を祈願し、節分祈祷申込者の安全祈願後、神事の福豆まきが行われる。

◆天理市布留町384|☎0743-62-0900

大神神社「節分祭併福寿豆撒式」(2日)

1年の開運厄除を祈る祭典後、年男・年女から福寿豆・福餅をまく。

◆桜井市三輪1422|☎0744-42-6633

長谷寺「大黒天祭・節分祭」(3日)

【だだおし】14日15時~

ほら貝と太鼓を合図に、大松明と共に3匹の鬼が登場。本堂周辺で暴れ回り、最後は僧侶の法力で退散。

◆桜井市初瀬731-1|☎0744-47-7001

安倍文殊院「節分銭ぶつけ法要」(2日)

恵方の守護神の掛軸に年の数だけお金(寺院で用意の1円玉)をぶつけ、厄払いを祈願(厄除祈願者のみ/金閣浮御堂)。

◆桜井市阿部645|☎0744-43-0002

法隆寺「追儺式(鬼追い式)」(3日)

西円堂修二会(1日~3日)結願後のご法楽。基壇上で黒鬼・青鬼・赤鬼が所作後に松明を投げ、毘沙門天が現れて鬼を追い払う。

◆生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1|☎0745-75-2555  

龍田大社「節分祭、御火焚祭」(2日)

立春後1年の無事を祈る節分祭・御火焚祭。甘酒のふるまいあり(拝殿前)。

◆生駒郡三郷町立野南1-29-1|☎0745-73-1138

信貴山朝護孫子寺「節分大法要 星祭法要 鬼追い式」(2日)

除災招福祈願の法要後、金棒や松明を手にした赤鬼・青鬼を、僧侶や年男が豆をぶつけながら追い払う。

◆生駒郡平群町信貴山|☎0745-72-2277

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