メディカル最前線vol.49 西の京病院 総合健診センター メディカル最前線 2022.12.27 みょ がんに特化したPETがん総合検診と 生活習慣病を含めた総合健診の人間ドック メディカルプラザ薬師西の京 水谷 陽一 医師 発見の早さが治療成果・存命率に直結します! コロナ禍で検診を控えられて発見が遅れた例が最近増えました。がんの初期には自覚症状がほとんどなく、症状が出る前に早期に見つかり治療ができたら、その後の治癒率・存命率が明らかに異なります。早期発見のためにも年に1度の検診をお勧めします。 ■コロナ禍に潜む〝がん〟検診自粛はリスク大! がんによる死亡数は年々増加している。日本人の2人に1人はがんにかかるといわれ、死亡原因の第1位だ。だが多くのがんは早期発見・早期治療で治癒する時代でもある。 ところが、最近の報道などでも目にするが、コロナの感染を恐れての検診控えが影響し、早期のがんではなく自覚症状が出てから見つかる進行がんが増えているそうだ。改めて定期的ながん検診の大切さが重要視される。 ■最新の技術と設備で総合チェック体制!奈良県一の実績早期発見で治癒率UP 西の京病院総合健診センターでは、奈良県一の実績を持つPET検査(平成16年から6万6千件以上)と、苦痛のない内視鏡検査など、感染対策に適した検査専用フロアでPETがん総合検診と人間ドックが受診でき、〝見つかる〟から〝見つける〟検査で健康長寿時代の実現を目指している。 ●PETは全身のがん発見に威力発揮 PETは、がん細胞が正常細胞に比べ、3~8倍のブドウ糖を取り込む性質を利用し、全身画像を撮る検査。 大腸ガン発見! ガンの疑いのある部分が赤く光り 位置や大きさ、悪性度を判定 PETのメリット ①注射1本で全身の検索 ②がんの検出能力が高く、発見率は通常の人間ドックの約10倍 ③良・悪性の区別や進行度合いも判定 ④病期診断、原発巣の検索 ⑤治療後の効果判定に有効 ⑥経過観察、再発診断に有効 ⑦肉体的・精神的負担が少ない PETのデメリット ①胃や泌尿器系等は他方より弱い MRIやCT、エコー、血液検査 等との組み合わせで総合判定 ②炎症等で偽陽性になることも ■PET検査は保険適応? PET検査は、がん患者の手術前後の病期診断や転移・再発の確認に有効とされ、保険医療に広く用いられている。早期胃がんを除く全てのがん疾患と、一部のがん疑い病名で保険適用に、前記適応外については、自費検査。 ■元気をサポートする 人間ドック 検査専用フロアの広々空間で ゆったりと受診 総合的な診断で早期発見・早期 治療・生活習慣の改善を。 人間ドック半日コース(約3時間) 46,200円(税込) ■予約専用ダイヤル ℡0742-35-1564 平日9:00〜16:30、土曜9:00〜12:00 西の京病院 人間ドックのご案内はこちら ■問い合わせ/患者支援センター TEL.0742-35-2219■取材協力/医療法人康仁会 西の京病院 TEL.0742-35-1122(メディカルプラザ薬師西の京事務局)奈良市六条町102-1https://www.nishinokyo.or.jp/