日本人の2人に1人の割合でかかり、死亡原因第1位のガンだが、早期発見・早期治療で治癒する時代。”早期“とは、症状が出てからのことではない。悔しい思いをすることのないよう定期的な検診を肝に銘じよう。
西の京病院は、その早期発見に実力を発揮するPETを導入したメディカルプラザ薬師西の京を併設。以来、同検診と保険適応検査で5万4千件以上の実績を持つ同プラザを訪ね、PETの威力を取材した。
PETのメリット
①注射1本で全身の検索ができ、 肉体的・精神的負担が少ない検査法
②ガンの検出能力が高く、発見率は 通常の人間ドックの約10倍
③良・悪性の区別や進行度合いの判定可能
④病期診断、原発巣の検索可能
⑤経過観察、再発診断、治療後の効果判定に有効
PETのデメリット
①胃や泌尿器系等は他方より弱い
MRIやCT、エコー、血液検査 等との組み合わせで総合判定
②炎症等で偽陽性になることも
●PET検査は保険適応?
PET検査は、ガン患者の手術前後の病期診断や転移・再発の確認、治療効果の判定に有効とされ、保険医療に広く用いられている。早期胃ガンを除く全てのガン疾患と、一部のガン疑い病名で保険適応に、前記適応外については、自費検査となる。

仕事や費用を理由に検査を先延ばししたために、発見が遅れ悔しい思いをする人が後を絶たない!


取材協力/医療法人康仁会 西の京病院 メディカルプラザ薬師西の京
https://www.nishinokyo.or.jp/
*yomiっこ2019年5月号に掲載の情報です