2021.5.25 staff 【橿原市】新沢千塚古墳群公園 ●にいざわせんづかこふんぐんこうえん 日本を代表する大規模群集墳 橿原市南部に位置する大型群集墳で、千塚山と呼ばれる丘陵に約600基に及ぶ大小さまざまな古墳が密集している。大多数が直径20m程の円墳であるが、前方後円墳、方墳、長方形墳なども見られる。代表的なものに長方形墳126号墳があげられる。竜門の透かし彫りがある金銅製の方形版、金銅製垂飾付き耳飾り、金製指輪などの装飾品、漆塗り盤、ガラス椀、皿などが出土した。前方後円墳500号墳が4世紀後半の築造とされるが、ほとんどの古墳は5世から6世紀に造営されたと推定される。他地域の群集墳が6世紀以降の築造であることを考えると、1世紀ないしは半世紀も前に群集墳を構成していた。隣接の歴史に憩う橿原市博物館では、新沢千塚古墳群の出土遺物を展示している。 126号墳 115号墳