浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展
「聖地 南山城-奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」
京都府の最南部、奈良市に隣接する地域は旧国名の山城国にちなんで、「南山城」と呼ばれています。
なだらかな山間を木津川が流れる風光明媚な地であり、仏教の伝来後7世紀にはこの地域でも寺院の建立がはじまりました。
本展では、5か年に及ぶ保存修理が完成した、南山城の浄瑠璃寺の国宝九体阿弥陀像のうち2体を修理後初公開するとともに、その優美な姿を寺外で拝することのできるまたとない機会となります。
さらに南山城とその周辺地域の寺社に伝わる仏像や神像を中心に、絵画や典籍・古文書、考古遺品などを一堂に展観することで、この地に花開いた仏教文化の全貌に迫ります。