〈奈良市〉知ると楽しい仏教美術、ならはく教育普及室『ちえひろば』で無料ワークショップ開催! 2023.5.26 みょ 「仏教美術」について楽しく学べる体験型スペースがオープン 奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町)の仏像館と新館をつなぐ地下回廊の一角に、仏教美術について体験的に楽しく学べる教育普及スペース「ちえひろば」が5月14日に新設されました。 「仏教美術」ってなんだか難しそうだな…とイメージされる方に向けて、ここでは、子どもから大人まで、仏教美術についての講座やワークショップなど、さまざまな無料プログラムが開催されています。 仏教美術や奈良博ファンが増えるきっかけに 「ちえひろば」では、主に「まいにちワークショップ」と「とくべつワークショップ」が定期的に行われています。 【まいにちワークショップ】は毎日開催(開館日)されており、仏像に関するクイズや触って楽しめる展示を実施。 【とくべつワークショップ】では、毎月第2・4日曜に文化財のレプリカを活用した体験が行われています。 〈近日開催のとくべつワークショップ〉2023年5月28日(日)10:30~15:30(申込不要/参加無料) ほとけさまに服を着せよう! 第2日曜には裸の仏像のレプリカに服を着せるワークショップ「ほとけさまに服を着せよう!」をしています。 モデルになっている仏像は、奈良国立博物館が所蔵する、鎌倉時代に造られた阿弥陀如来立像(原寸大で高さは約1m)。もともと裸のほとけさまで、実際に、昔も裸のまま崇めるのではなく、衣服を着せて崇めていたという研究もあるそうです。腕を通す穴などのない布を、ほとけさまがどのように着こなすのか、すごく気になります! 絵巻物をみて!きいて!さわろう! 第4日曜のワークショップでは、大きなサイズの絵巻物「びっくり絵巻物」で紙芝居ならぬ絵巻芝居が楽しめます。使用される絵巻物のレプリカは、さまざまな悪鬼を退治する善神が描かれた、同館所蔵の国宝「辟邪絵(へきじゃえ)」や国宝「地獄草紙」などを大型化したもの。ボランティアのみなさんが、読み聞かせをしてくれます。 さらに、昔の人々がどのように絵巻物を扱っていたのか想像しながら、実際にくるくると巻いて触れる体験も♪