奈良大学 現代社会講座「プロスポーツがつなぐ奈良のまちづくり」
プロスポーツチームが地域に存在することの地域活性化への意義、奈良に本拠地を持つ2つのチームが相乗効果を発揮する可能性、大学に期待される役割について考えます。
プロサッカーリーグ「J3」に所属する「奈良クラブ」、バスケットボールのプロリーグ「B.League」に所属する「バンビシャス奈良」は、ともにロート奈良鴻ノ池パークに拠点を置いています。
奈良県内に拠点を置く2つのチームは勝利を目指して戦うと同時に、チームの存在意義として地域と強く連携していくことを掲げ、さまざまな取り組みを行っています。
それは、「勝つこと」だけがプロスポーツにとって重要なわけではないことを示しています。チームと深く結びついたサポーターはそのチームに対してだけではなく、地域に対しても愛着や誇りを高め、結果としてチームにとっても収益につながる循環を生み出します。
講座では、各チームの社長からチームの成り立ちや理念についてお話いただいた後、総合社会学科 倉光巖 教授(経営学)が、奈良におけるプロスポーツクラブの経営について経営学の視点でアプローチします。
パネルディスカッションでは、総合社会学科中原 洪二郎教授(社会心理学・地域経営論・地域ブランディング)がコーディネーターをつとめ、奈良に本拠地を持つ2 つのチームが地域に存在することの意義、相乗効果を発揮する可能性、大学に期待される役割などについて、講演者3 名と共に議論していきます。