〈奈良市〉極上粒あんと風味豊かな大和抹茶で氷菓一服、頂戴します!『御菓子司 萬勝堂』 2024.6.19 やーさん 極上粒あんと風味豊かな大和抹茶で「氷菓一服、頂戴します!」 近鉄奈良駅の噴水前から東向商店街のアーケードに入ってすぐ右手。「銘菓 青丹よし」の看板が見えたら、そこが「御菓子司 萬勝堂」(奈良市)です。 大和茶ミルク金時 800円(かき氷提供:4月下旬~9月) 明治23年から約130余年、奈良の銘菓の伝統を守り続ける和菓子の老舗。先の干菓子や栗饅頭「高円山」、「三笠」など定番の人気菓子のほか、季節の生菓子などが、ショーケースに整然と並んでいます。 4月下旬から9月まではかき氷が人気です。和菓子屋ならではのスタンダード&シンプルさで好評のかき氷は、『大和茶ミルク金時』と『純生いちご』(共に税込800円)のみ。 今回いただいたのは『大和茶ミルク金時』。まずあんこを一口いただいてから氷を掬い取る、途中わらび餅で仕切り直し、また大和茶氷、を繰り返しました。専門店ならではのあんこの上品な甘みと隠し味の和三盆が大和抹茶を引き立て、わらび餅がふるるんと冷たさを和らげてくれました。 大和茶ミルク金時 純生いちご 【MENU】 大和茶ミルク金時 800円 純生いちご 900円 くずきり氷 1,200円 陶器の茶碗は、外面は白無地なのですが、食べ進むにつれて、内側には奈良の伝統工芸の赤膚茶碗によくある奈良絵が出てきて、食べ終わると思わず「結構なお点前でした♡」が口を突きました。 冷えた胃袋にうれしいのが、温かいお茶のセルフサービスがあること。この思いやりは、老舗ならではのゆとりからでしょうか。 陶器の茶碗の内側に奈良絵 くずきり氷 コロナ禍の間は自粛されていた『くずきり氷』が今夏は数年ぶりに登場するそうで、透き通った葛切りにかき氷と白蜜をかけた目にも涼やかな氷菓が楽しみです♪ 店頭では、みたらし団子が一本ずつ丁寧に焼かれ、その香ばしいにおいに、かき氷で満たされたはずの胃袋が早くも「おみたさんも食べたい!」と。1本から買えるので焼きたての熱々で冷えたおなかを温めながら帰りました。