奈良教育大学 漢字書道研究室
書で巡る まほろば展
このたび書道文化を守り育て、新たな時代を切り拓く若い世代に活躍の場を提供し、自由な発想と創意工夫により書道にまつわる展覧会を自主的に企画・運営してもらうことを目的に、奈良市杉岡華邨書道美術館と奈良教育大学との連携による展覧会を開催することになりました。
古事記には「大和は国のまほろば」と記されていますが、「まほろば」には「素晴らしいところ」という意味があります。悠久の歴史に育まれた奈良には多くの「まほろば」があり、そこであまたの「詩」が詠まれてきました。
本展では、奈良教育大学漢字書道研究室の学生が、詩が詠まれた「まほろば」の地を実際に訪れ、詩から感じ取った思いや感動だけでなく、その空間で五感を通し体験したことや詩情を胸に抱きながら、「書」で表現した作品を制作いたしました。こうした「まほろば」の地へ想いを馳せた作品を、解説や現地で撮影した写真とともに紹介いたします。