2021.4.9 鮎 【奈良市】庚申堂(ならまち) ●こうしんどう どんなお堂? 『庚申縁起』によると、文武天皇4年(700)に疫病が流行した時、元興寺の護命僧正が仏に加護を祈っていると、青面金剛が現れ、「汝の至誠に感じ悪病を払ってやる」と言って消え去ったあと、間もなく悪病が収まった。この感得の日が庚申の年・庚申の月・庚申の日であったことから、青面金剛を祀り、悪病を持ってくるといわれる「三尸の虫」退治を念じて仏の供養をしたと伝わります。 身代わり申がいっぱい! 悪病や災難を持ってくる「三尸の虫」は猿が大嫌い。猿が仲間と毛づくろいをしている姿が三尸の虫を取って食べているように見えたのだそうです。この言い伝えからならまちの人々は「身代わり申」という赤いぬいぐるみを家の軒先に吊るして、悪病や災難が近寄らないようにしています。また三尸の虫はコンニャクも嫌いだったそうで、60日に1度訪れる庚申の日にはコンニャクを食べて退治するという風習もあります。 Narakko!への広告掲載希望はこちら \庚申堂へおでかけするならこちらもチェック!/ 「 鬼が棲む2月のならまちを100倍楽しむテクニック!」の詳細情報を見る