喫茶店跡に誕生した小料理屋で九州を味わう
下御門商店街の喫茶店Juzz Pub Gentryの店舗跡に、奈良で間借り出店を中心に活動されていた『博多小料理 くみ子』が実店舗をオープンしました。取材時はプレオープンで、グランドオープンは9月19日の予定だそう。
店内は紫色を基調としていて品格ある雰囲気。壁の棚やイスなどジェントリー時代の名残りもあって、ジャズ音楽のレコードが流れる空間もとてもノスタルジックでした。座席は現在カウンターのみで、靴を脱いであがります。
プレオープンでは福岡料理を中心としたおばんざい8種類がコースで提供されました。「がめ煮（筑前煮）」や「ごまかんぱち」、「手羽めんたい」など間借り出店時代から好評だったメニューが揃いました。
出汁のよく染みたがめ煮、ごまと大葉が香るさっぱりとしたかんぱち、噛めば中から明太子が溢れてくる手羽先…。どれもお酒が進みます。最後の水炊きスープもあたたかくてやさしい出汁が、お酒を飲んだ後の〆にぴったりでした。
日本酒や焼酎なども九州の地酒が多く取り揃い、中でも赤霧島（焼酎）は、プレオープン2日目にして既に6本もボトルキープされていました。九州のお酒を奈良で豊富に楽しめるのもレアなのでいろんなお酒にトライしてみるのも良いですね！
私は、ふるまい酒として提供された「庭のうぐいす」に「ちえびじん」と「よこやま」をいただきました。中でもちえびじんの紅茶梅酒は、名前通り紅茶の良い香りがする不思議な梅酒でした。陽が沈まぬうちからおいしいお酒を堪能できて幸せです♡
前店舗のジェントリーは多くの人に愛された喫茶店でしたが、このお店もこれからたくさんの人に愛されるお店になるんだろうなと感じました。くみ子さんとのコミュニケーションも楽しみつつ、九州のうまいものをご堪能ください♪
