〈桜井市〉“おじいちゃん聞いてよ!” 小学生の読み聞かせボランティア体験が行われました。

小学生の自主性を育て成長を促すボランティア体験

奈良県桜井市を中心に絵本と朗読の読み聞かせなどを行う朗読ボランティア団体「子ども読未知」(代表:福島千佳)は、夏休みの小学生を対象に高齢者施設での読み聞かせボランティア体験を行う「おじいちゃんきいてよ!プロジェクト」を開催。

公募によって集まった桜井市内の小学3年生~6年生11人が8月9日、同市内の高齢者施設「きび秀華苑」にて発表会を行いました。

同プロジェクトは小学生の夏休みの思い出作りとともに、ボランティア体験を通して、自主性を育て、「人の役に立つこと」、「優しい気持ち」、「感謝されること」などを感じながら成長してもらうことが目的。また高齢者との多世代交流の場を作る機会にもなっています。

2日間の練習とリハーサルを経て、迎えた当日は挨拶や司会進行も全て子どもたちのみで実施。6年生による「雨ニモ負ケズ」の朗読に始まり、楽器演奏と歌、歌付きの昔話が披露された後、数グループに分かれ絵本の読み聞かせが行われました。

発表会終了後には子どもたちからメッセージカードが贈られ、部屋の入り口付近では部屋を出るおじいちゃんおばあちゃんが笑顔で、お見送りに立つ子どもらに感謝の言葉を伝えたり、ハイタッチをしていたりする姿が印象的でした。

ボランティアに参加した岩田彩花さん(6年)は、「練習で間違ったところに気を付けながら読むのを頑張りました。読み終わった後にたくさん拍手をもらえてうれしかったです」と充実の様子でした。