〈大和郡山市〉日本三大産地・奈良の養殖場にある“元祖・金魚ミュージアム”『郡山金魚資料館』 2023.8.3 鮎 郡山と金魚の歴史を学べる「泳ぐ図鑑」 『郡山金魚資料館』は、昭和57年(1982)に金魚農家を営む嶋田正治氏が養魚池100坪を埋め立てて自費・手作りで開いた私設資料館。 昭和30年頃から金魚の産地見学に訪れる小中学校や社会教育団体などに養魚場を無料開放し説明を始めたのが由来で、現在は『やまと錦魚園』が運営しています。 西側にある駐車場からてくてく歩いてくると年季の入った看板が。養魚池の間の通路を通って資料館へと向かいます。 金魚の歴史が分かる資料室 入り口を入って左手には資料展示コーナー。江戸時代~現代に至るまでの金魚養殖に関する古書や錦絵、民俗資料などが展示されています。 こちらは『風俗金魚伝』という古文書。解説文はこれといって無いので、くずし字を読むスキルがあればスラスラ読めると思います。 書物は難しい~という方にはわかりやすい錦絵や焼き物の展示を見てみましょう♪ いつの時代も金魚柄はかわいくておしゃれですね! 創設から40年以上経っているせいか、どの資料もほどほどに劣化しています。ふと顔を上げた時にこの金魚凧と目が合ってドキッとしました(笑) 外には金魚水族館 資料室から出て奥へ進むと中庭を囲うようにたくさんの水槽が並んでいます。水槽には様々な品種の金魚が泳いでいて、まさしく“元祖・金魚ミュージアム”という感じ。 暑い中、ご苦労様です! 金魚養殖に使う桶などの大型民具の中に将棋盤が混じっていました。誰か将棋さしに来られるんでしょうか? また中庭の真ん中に“金魚の父”とも呼ばれる金魚研究の第一人者・松井佳一博士の胸像も建っています。どんな方なのか気になる方はぜひググってみてね♪