開館50周年記念 特別展
「仮面芸能の系譜-仮面芸能のふるさと奈良-」
大和の国にいきづく仮面芸能の系譜をたどる。
わが国は、先史時代から連綿と続く仮面芸能が生きづく希有な文化を持っています。
縄文時代の土面に始まり、奈良時代に百済から伝わった伎楽や、大陸から伝来し平安時代に集大成された雅楽・舞楽。また曲芸的な散楽、水田耕作と密着した田楽。その淵源が謎に包まれた予祝舞・翁舞や、中世に大和国において猿楽から発展した能狂言へとつながります。
開館50周年を記念し開催する今回の特別展は「仮面芸能の系譜―仮面芸能のふるさと奈良―」と題し、奈良で育まれた仮面芸能を体系的に紹介する展覧会となります。仮面芸能で使用される仮面のほか、装束や楽器、歴史資料、復元模造作品などを多彩に展覧し、また関連するイベントして、特別対談のほか公演等を展示室内にしつらえる特設舞台で展開します。