〈京都 城陽市〉60年の歴史を振り返る、京都と奈良を結ぶ「奈良電気鉄道」 2023.7.24 みょ 夏季特別展『城陽を走った電車』開催 京都市と奈良市のほぼ中間、山城盆地の中央部に位置する「城陽市」にある城陽市歴史民俗資料館(五里ごり館)で7月15日(土)から8月27日(日)まで、「城陽を走った電車」展が開催中です。〈入館料:大人200円、小中学生100円、最終日は観覧無料!〉 資料館の愛称である「五里ごり館(ごりごりかん)」は城陽市が京都から五里(約20km)、奈良からも五里に位置することから名づけられました。 企画展のタイトルにもなっている「城陽を走った電車」は、現在城陽市西部を走る近鉄京都線の前身「奈良電気鉄道(通称:奈良電)」のことで、昭和3年(1928年)に京都ー西大寺間が開通しました。当時、大阪電気軌道(大軌)と京阪電気鉄道が大株主となって発足した奈良電は、開通当初から大軌の路線に乗り入れて京都と奈良を結んでいましたが、昭和38年(1963年)の10月1日に近鉄と合併し、近鉄京都線へとなったそうです。そして今年はそれから60年という節目を迎えます。 企画展では、そんな奈良電気鉄道の歴史と城陽を走った主な鉄道車両の写真や模型、ポスターやパンフレットなどの資料が展示されています。 さらに、JR奈良線の前身である「国鉄奈良線」や、城陽市市辺五島にあるJR山城青谷駅の変遷、JR奈良線高速化・複線化第二期事業についても詳しく紹介!(山城青谷駅の橋上化が2022年7月に、第二期複線化が2023年3月に完成) 前回の展示会でも大人気!「Nゲージ鉄道模型走行展示」 特別展示室中央に、Nゲージ鉄道模型のレイアウトが設置され、近鉄京都線とJR奈良線の歴代の車両が展示されています。 7月23日(日)と8月27日(日)には、Nゲージの走行実演もありますよ〜♪ 自分のNゲージ車両を走らせよう! さらに、自分のNゲージ車両を持参し、展示室のレイアウトを利用して走行させることができるイベントも実施。8月1日(火)から26日(土)まで無料(入館料は必要)で利用可能です。【申込は7月25日から電話受付】 その他、館内では「考古学教室」や「勾玉教室」「組みひも体験」などのイベントも随時開催中!詳しくは、城陽市のホームページでご確認ください。