〈大和高田市〉奈良県発の履物ブランド「HEP」の直営店『ヘップランド』誕生! 2023.5.31 鮎 事務所 兼 居住空間をリノベーションした新拠点 履物づくりが盛んな大和高田市で1952年に創業した「川東履物商店」に新拠点『HEP LAND(ヘップランド)』が誕生しました。建物は敷地内にある事務所 兼 居住スペースだったところをリノベーションしています。 足型ののれんがオシャレ♪ 改装前の建物 オリジナルブランド「HEP」の直営ショップ 建物内には2020年に立ち上げたサンダルブランド「HEP」の直営ショップが設けられています。現在10種類の商品すべてを揃え、その場で履いたり、ルームランナーの上を歩いてみたりしながら履き心地を試すことができます。 HEPのサンダルは、機能性に優れた上質な素材を使ってアップグレードするとともに、従来のヘップサンダルがもつ“懐かしさ”や“気楽・気軽さ”を求めたものになっています。また紳士用・婦人用の別がなく、ユニセックスのシンプルなデザインで展開されているの特長です。 HEPが誕生するまでのことや、川東履物商店4代目・川東宗時さんのHEPに対する思いについては公開中のこちらの記事から↓↓↓ [関連記事] 自然と暮らす 川東履物商店川東 宗時さん 詳細を見る≫ そもそも“ヘップサンダル”って何? 意外と奈良県内でも通じないことが多いヘップサンダル。かかと部分にベルトのないミュールタイプのサンダルのことで、いわゆる「つっかけ」というやつです。“ヘップ”という名前は映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンが同形のサンダルを履いていたことに由来するそう。 ワゴンセールなどでもよく見かけますよね レトロなひと休みスポットも併設 入り口からショップへ向かう間には、スナック感のあるレトロなカウンターに、ちゃぶ台が置かれた小上がりなど、ひと休みできるスペースもあります。未定ではありますが、ゆくゆくはカフェやスナックイベントも開催したいとのこと。 倉庫はギャラリーに 向かいの資材倉庫だったコンクリートブロックの建物の中はギャラリーになっていました。薄暗い建物の中で怪しく光る「スナック酔心」の看板がまた大人な雰囲気を醸し出していて良いですね… ツッコミどころ満載のトイレ そして一番の見どころ(?)と言ってもいい(かもしれない)場所がここ。一見何だか分かりにくいのですが、トイレです。もともとお風呂場などがあったところを改装していて、真新しい、とってもきれいな水洗式トイレが広々としたスペースに置かれています。 ドアを開けるとまずお風呂。実際に入ることはできませんが、タイル張りの床の下に半分埋まった浴槽は、おばあちゃんの家のお風呂を彷彿とさせる雰囲気です。そしてトイレにはなぜかこん棒。手すり代わりになれば―とのことらしいです。また便器に向かって右手にはスピーカーがあり、取っ手を引いた裏にあるコードにスマホを繋げば好きな音楽が音姫代わりになるという遊び心まであります。なんてトイレなんだ! ちなみにこん棒は、宇陀市で「棍棒飛ばし」なるスポーツの普及に努めている東祥平さんの作品。yomiっこ連載『自然と暮らす』でもご紹介しているのでぜひ読んでみて下さい♪ [関連記事] 自然と暮らす 全日本棍棒協会東 祥平さん 詳細を見る≫ しばらくの間は工場が稼働している平日のみの営業にはなりますが、大和高田市へ訪れた際はふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。