〈橿原市〉橿原初!クラフトビール醸造所『FARMENTRY』 2024.10.17 hiromoto 世界各地の味を再現するクラフトビール醸造所が橿原にオープン フルーツのような華やかな味と香り、苦みの強いビールなど個性的な特徴を持つクラフトビール。近年、奈良県内でも各地に醸造所が作られ人気を博す中、今秋新たに橿原市初のビール醸造所『FARMENTRY(ファーメンタリー)』がオープンしました。ビール醸造を開始した今年8月から地域のビール党はもちろん、飲食店の関係者や一般の方にまで注目が集まっています。 屋号の「FARMENTRY」はFARM + Entryから作られた造語で、発酵の場を意味する「fermenter」に掛け合わせて名付けられました。ビール作りには麦芽とホップが使われており農業と密接な関係にあります。実際に同社では宇陀市の畑でホップを育てていて今年で8年目になるとのこと。品質的にも良いホップが出来ていて、今後は自社の畑で育てられたホップや穀物、地域の果物などの副原料を使用したビール作りに挑戦されるそうです。 同社のビールを特徴づけるのはホップスティーピングという特殊な製法。醸造の工程で糖化した麦汁を煮沸し、発酵タンクに移す前にホップやフルーツなどを漬け込むことで香りを閉じ込めます。開栓した時や飲んだ後に鼻に抜ける、豊かなフレーバーが印象付けます。 オープニングを飾るのはアメリカ風の『マクサス/オブバース』とイギリス風の『マクサス/リバース』、2種のペールエールとホップの鮮烈なアロマフレーバーを楽しめる『NEW ENGLAND IPA』をリリース。喉越しの良い『スペシャルハウスラガー』は橿原市と周辺地域の飲食店や酒店、醸造所併設のタップルームでのみ販売されます。エールビールは毎月3~4種が更新されます。 「クラフトビールは世界各地の原料を使って味を再現することができます。この醸造所から世界標準のビールの味を再現し紹介していきます。ビール好きの人が集うコミュニティーとなり、沢山の人に楽しんでもらいたいですね」とCEO兼HEAD BREWERの西崎翔さん。 場所は橿原市五井町。橿原警察署からイオンモール橿原へ抜ける国道166号線、ローソン橿原五井町店の道を挟んだ向かい側の路地を抜けた先です。近鉄八木西口駅から今井町を通り徒歩20分ほど。今井町散策に合わせて訪れたい、おすすめのスポットです。 【タップルーム】併設タップルームでは試飲や購入もOK 試飲 1杯 700円~ 持ち帰り缶・瓶(500ml)900円~(税込)