バスを降りた奈良街道北端部で登録有形文化財の「山崎家住宅御主屋」、続いて江戸奉行の高札、大きな石の道標などを見ながら最初の目的地「奈良豆比古神社」へ。
「奈良阪の氏神さん」として地元で大事に守られてきた古社ではまず春日造の三神殿に拝礼し、氏子の古老とガイド両者からその由来などについて説明を受けました。
「歌舞音曲の司神」を祀る同社では、能楽の源流「猿楽」が発達した地とされ、国の重要無形文化財「翁舞」が地元の人々により連綿と継承されています(毎年10月8日の宵宮)。室町時代初期の銘を持つ最古の面なども多数現存していますが、今は奈良国立博物館に移管、資料館に写真で展示されていました。