〈奈良市〉欲張りすぎ? 世界遺産「春日大社」で 開運招福!『水谷九社めぐり』 2023.6.30 鮎 春日大社境内の北を流れ、「生命の水」として大切にされてきた水谷川。古来から水に関わる龍神信仰が盛んな場所で、川辺に鎮まる『水谷神社』は御本社・若宮に次ぐ格式高いお社となっています。 「開運招福 水谷九社めぐり」では、水谷神社をはじめ、御創建1250年を記念して140年ぶりに再興された『龍王社』など開運招福に霊験高い九社を巡拝できますよ♪ まずはご祈祷所で受付 初穂料を納め、授与された祈願札に願い事と氏名を記入。祈願札を手に水谷九社めぐりのスタートです! 〈一番〉総宮神社[建築・家宅守護] 「総宮」の名前の通り、伊勢・春日・八幡大神、白山大神、三光宮、二上権現、窪弁財天、北向荒神、睡大神(ねむりのおおかみ)と多くの神様が祀られています。 住まいを授け、住む人の平安を守る神様で、地鎮祭や引っ越しの際にお参りすると◎ 実は興福寺五重塔の守り神でもあります。 〈二番〉一言主神社[一願成就] 御祭神は一言主大神。一事を真剣に祈願すれば願いを叶えてくれる神様です。祈願が成就すると鳥居を奉納するしきたりがあります。 元は興福寺南円堂 不空羂索観音の守り神で、物事の善悪を判断する力もいただけるそう! 〈三番〉龍王社[運気上昇、金運・財運守護] 神山春日山に鎮座する水徳の神様で、春日信仰の根幹である龍神信仰の拠点。運気を上昇させ富貴に導いてくれます。 〈四番〉水谷神社[病気封じ、八方除け] 御祭神は素戔嗚命(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)の三柱。 医薬の神である牛頭天王(素戔嗚命)ほか、難病・疫病封じ、災難厄除、福徳円満をもたらす神様たちです。また拝殿の「子授け石」には子宝に恵まれるご霊験があります。 子授け石 〈五番〉浮雲神社[運気向昇、福徳増進] 元は興福寺四恩院十三重塔の守り神で天児屋根命(あめのこやねのみこと)を祀ります。 人々を幸福に導く神で、霊峰・御蓋山に鎮座する本宮神社を登拝するのと同じ霊験があるといいます。※御蓋山は禁足地で入山が制限されています。 〈六番〉聖明神社[生気横溢、家庭の守り神] 聖明神(せいめいのかみ)は京都では宮中の神といわれ、桓武天皇ゆかりの平野神社(京都市)の今木神と御同神とも。 人々に生気をみなぎらせ、日々の生活全般を守る慈愛に満ちた神様です。 〈七番〉愛宕神社[火伏、必勝] 御祭神・火産霊神(ほむすびのかみ)は火難を防ぐ愛宕権現で知られ、台所や厨房の守り神として信仰されます。また勝負事を勝利に導く神様でもあります。 〈八番〉天神社[延命長寿、災難消除、受験合格] 寿命を司り、災難を消除し福徳を増進してくれる天常立尊(あめのとこたちのみこと)を祀る社。北野天神(京都市)と御同神とされ受験合格の神様としての信仰も篤い。 〈九番〉船戸神社[交通安全、厄除] 衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)は交通安全や邪気の侵入を防ぐ神様。 京都から春日詣に来る姫君が通った「内侍道」と東大寺二月堂に向かう「水谷道」の交差点に鎮座しています。 最後にご祈祷所でお守りと御朱印をいただこう 巡拝を終えたら再びご祈祷所へ。祈願札の上部をくり抜いて納めておく特別なお守りと九社の印が一枚に押された御朱印を授けていただけます。 祈願札は、お焚き上げをお願いしてもいいし、記念に持ち帰ってもいいとのことです。 わずか一時間足らずで多くの神様とご縁を結び、たくさんパワーがいただけるなんて嬉しいけれども欲張りすぎ…? ぜひ皆様も開運招福を願ってお参りください♪ 【開運招福 水谷九社めぐり】 受付:9:00~15:30 初穂料:1,500円(祈願札、お守りと九社の御朱印授与)