幻の鉄道路線「五新鉄道」の未成線を走った旧国鉄バス専用道の広場に「五新鉄道トレインパーク」がオープンしました！ NPO法人 五新線再生推進会議が運営しており、毎週土曜日に営業しています。
五新鉄道とは…
奈良県五條市と和歌山県新宮市を結ぼうとした旧国鉄の未成線。1939年から五条駅－阪本駅（五條市、旧大塔村内）間の建設が始まりましたが、戦争やオイルショックなどで度々中断を余儀なくされ1982年に工事が凍結。
路盤工事が終わっていた区間は国鉄バスの専用道路として活用されていましたが、こちらも2002年に廃止。奈良交通に事業が移ったものの、トンネルの老朽化などを理由に2014年に国道168号を走るルートに変更されました。
今回パークができたのは同市西吉野町城戸地区。五新鉄道の計画ではここに「城戸駅」が作られる予定です。現在はバスロータリーになっています。待合室は休憩所としてリノベーションされ、昔の駅舎風に。トイレも完備されていました。
前の広場には一周100mの5インチゲージのレールが敷かれていて、手作りトレインに乗って楽しめます。ゆくゆくは延伸も予定しているそうで、完成が待ち遠しいですね！ 最終的には観光トロッコで賀名生までの区間を結ぶのが目標だそうです。
また敷地内にあるコンテナハウスでは軽食もいただけます。メニューはその日のお楽しみ？ 僕が訪ねた時はラーメンとカレーライス、コーヒー、ココアがありました♪
「鉄道ファンや未成線ファンだけではなくて、地域内外、大人から子どもまでいろんな方に遊びに来てもらえたら、トレインパークをきっかけに西吉野町を活性化できればうれしいです」と担当の木村猛さん。
トレインパークは五條市から大塔、十津川村へと抜ける国道168号線沿いにあるのでほぼ迷わずたどり着けます！ドライブやツーリングがてら、ぜひ立ち寄ってみて下さい♪
