2023.4.11 みょ 【奈良市】春の「春日大社 萬葉植物園」でフジが見ごろ! 春日大社の萬葉植物園は、約300種の萬葉植物を植栽する日本で最も古い萬葉植物園。園内にある植物には、植物解説と一緒にゆかりの万葉歌も展示されています。 萬葉植物園とは? 万葉集には、約180種類の植物が登場し、現代の植物名とは異なるものも多く、多数の植物説があるものを含むため、約300種類が万葉植物とされています。 エリアごとに季節の植物が楽しめます 約3ヘクタール(9,000坪)の園内では、萬葉園・五穀の里・椿園・藤の園の4エリアに分けられており、季節を問わず、多くの花々を見ることができます。 ※令和2年〜園内改修工事を実施しており、椿園など拝観できないエリアがあります。詳細は公式HPをご確認ください。▶︎詳細はこちら https://www.kasugataisha.or.jp/manyou-s/ フジの花が見ごろです その中でも、春日大社の社紋でもある「藤の花」は20品種・約200本。一般的な棚づくりではなく、「立ち木造」といったこだわりの形式で、藤棚のように見上げず、自然な目線で観賞できるのが特徴です。 毎年、4月中旬~5月のGWにかけてが見ごろで、早咲きの開花から遅咲きが咲き終わるまで約2週間だそう。 (2023年は例年よりも開花が早く、4月中頃から4月末頃までが見頃となりそうです) 毎年5月と11月には万葉雅楽会が行われます 園の中央には万葉時代の庭園を思わせる造りの池があり、中之島には奈良市指定文化財の臥龍(がりゅう)のイチイガシの巨木が植わっています。また、毎年5月5日のこどもの日には、池の水面に浮舞台が設置され「万葉雅楽会」が13時から奉納されます。(文化の日にも万葉雅楽会が行われます) 華やかな衣装を身につけた子ども達が、極楽浄土にいる霊鳥が舞う様子を演じる舞楽「迦陵頻(かりょうびん)」や、花に集まる蝶を表現した舞楽「胡蝶(こちょう)」などを舞います。 関連スポット 藤は春日大社の境内随所に古くから自生しています。 その中でも御本社の「砂ずりの藤」は、名木として知られています。