天理市福住町では「大和高原福住村プロジェクト」の一環として耕作放棄茶園の再生プロジェクトに取り組んでいる。
2月14日に同町の西念寺裏の放棄茶畑で初めての収穫作業が行われた。
作業には健一自然農園の伊川健一代表や地域ボランティア20人が参加し、地域の子ども園、小学校の子どもたちが見学に訪れた。
収穫作業は約30年間放棄され大きく育った茶の木から、茎ごと刈り取りを実施。
収穫された葉と枝は細かく粉砕し焙煎、発酵を経て枝も含めて飲むことができる三年晩茶となる。
「耕作放棄地は視点を変えると自然が土を耕した自然農の土壌と言える。福住の資源を活用し地域の仕事作りにつながれば」と伊川氏。
見学に訪れた天理市立やまだ子ども園の中垣実梨ちゃん(6歳)は
「どうやってお茶になるのかふしぎ。できあがったお茶を飲んでみたい」と笑顔で話していた。
問・0743-63-1001(天理市役所総合政策課街づくり推進係)