592年12月8日(旧暦)は、額田部皇女が第33代天皇に即位した日。
日本初の女性天皇「推古天皇」が誕生した日です。
〈↓推古天皇が即位した「豊浦宮」があったとされる向原寺〉
推古天皇は第29代欽明天皇の皇女で、兄に第30代敏達天皇(のちの夫)、第31代用明天皇、弟に第32代崇峻天皇がいます。甥の厩戸王(聖徳太子、用明の子)を摂政に据え、蘇我馬子(母方の叔父)とともに政権を執り、36年在位しました。
推古の時代には、遣隋使の派遣や冠位十二階・憲法十七条の制定、法隆寺建立、『天皇記』『国記』の編纂など、大陸との交流や仏教を軸とした新たな国づくりが行われました。
推古天皇が暮らした飛鳥地域には宮跡とされる遺跡が残り、また出身地と伝わる大和郡山市額田部の辺りには額安寺や推古神社があります。
〈額安寺・推古神社をめぐる旅はコチラ〉