11月26日[火]

大和郡山の悠久をつむぐ

古今の技がコラボする、つくり手からのメッセージ

今までも、そして、これからも

 

大正13年(1924年)に建てられた町家物語館旧川本邸は国の有形文化財に指定され、大和郡山のかつての栄華を今に伝える貴重な遺構です。このことは大和郡山の文化と歴史の重厚さの証です。その文化と歴史は、果てしなく長く続いていることを伝えます。およそ100年前に建てられた町家物語館の価値を「発信」する仕掛けと共に、「手仕事」に拘る「つくり手」達の技のコラボレーション企画展。

【プログラム1】インスタレーション
■「よろこび」山本志保
蚊帳のなか、みんなで集まれば、ふわふわと「よろこび」が浮かんでくる。みんなで集まる愉しいひと時。それぞれの「よろこび」が浮かぶ空間を布地・模様・音で表現する。

 

写真展『multiple position』
HAKOBI(松本輝+松下凌汰)による初の作品展。「それではないものとして、それになる」をコンセプトに、布に写真を刷る、組み写真にAIを用いるなど、写真と写真でないものの重ね合わせを表現。

 

■『書中遊』落合恵理
江戸時代には書の文字と花の絵を組み合わせた作品のスタイル、南画が流行しました。南画の組み合わせの妙を今回は書の作品と生花の組み合わせに変えて再現を試みます。

■「福寿文花器の世界」渡辺大輔
甲骨文字の百寿と2種類の福の文字を施した作品。遠目では模様に見え、近くで観ると福寿文字が分かる花器の数々。

 

【プログラム2】呈茶席「宙庵」 後藤英人
デザイナーである亭主が茶席を設え、薄茶とこの日のための御菓子でおもてなしいたします。

 

【プログラム3】「地域経済学からみた大和郡山市の栄華を伝える」
旧川本邸の存在は、大和郡山市の経済的な栄華を今に伝える貴重な遺産です。建築期の大正から昭和初期にかけて、大和郡山市には絣や綿などが集積し、奈良県内有数の経済的な発展を遂げていました。当時の経済的な発展の規模を、他の都市と比較し、大和郡山市の経済力について専門家による講演会を実施。

 

【プログラム4】工芸作家による展示販売
参加作家
PROP(木工) 紙上征江(陶磁)

DEERGLASSES(眼鏡) コットウスパークリング(骨董)

福岡利枝(花)  八上書林(古書)

亀井なつ季(染織)   岡村あずさ(染織)

COPORI(写真)  志知希美(加賀指貫)

いとみち(編物)  藍染屋ほうね(染織)

須釜優子(陶磁)  夏山未世(皮革)

SalamToki-handwork(染織)  Su-balance(粉末茶)

にのらく茶園(茶葉)  Fu-Ku(焼菓子)

開催日時

2022年3月12日(土)・13日(日)10:00~17:00(13日は~16:30)

会場

町屋物語館

住所

大和郡山市洞泉寺町10

料金

入場無料

問い合わせ

なら悠久をつむぐ実行委員会 090-5900-8817

イベント概要 Event Summary
開催日
2022年3月12日(土)〜2022年3月13日(日)
開催場所
町屋物語館