〈田原本町〉田原本の寺内町を守る奈良の“祇園さん”『津島神社』 2023.8.8 鮎 『祇園さん』で親しまれる旧・田原本藩の鎮守社 『津島神社』は田原本町の旧町域南側に鎮座する神社。ご祭神は素戔嗚命、櫛名田姫命、誉田別命(応神天皇)、天児屋根命を祀ります。 神仏分離以前は「祇園社」といわれ、本来は牛頭天王をお祀りする田原本の産土神だったと考えられています。 現在でも“祇園さん”の名で親しまれていて、例年夏には祇園祭が盛大に催されています。 拝殿 領主・平野家と“津島”の関係 江戸時代の領主・平野家はもともと尾張国出身で、その本貫地が津島(愛知県津島市)にありました。 同地にあった津島社も祇園社と同じ牛頭天王を祭神としていたことから1869年に津島神社と改められました。 本殿 境内にはいろんな神様がいます 境内北側には、戎神社や豊受大神宮、厳島神社、金毘羅神社など境内社が並んで鎮座されています。戎神社では毎年1月に「初戎」が行われています。 戎神社 豊受大神宮 厳島神社・金毘羅神社 厳島神社・金毘羅神社の池の裏手に「瘡神(くさがみ)」の祠を発見! 疫病封じが祈られていたんでしょうか…? 瘡神 公園も併設! 本殿南側から裏手にかけては公園になっていて、アスレチック遊具や噴水広場などがあります。祇園祭りの日にはステージでライブなどのイベントも行われますよ!