2021.5.14 staff 【奈良市】吉城園 ●よしきえん 3つの庭で四季折々の彩りを楽しむ 「興福寺古絵図」には同寺子院の摩尼珠院(まにしゅいん)があったところとされる。明治になって民間の所有となり大正8年(1919)に現在の建物と庭園が作られ、その後、奈良県の所有となる。平成元年に庭園鑑賞や茶会の場を提供する場として開園。園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、苔の庭には離れ茶室がある。池の庭は、江戸時代からの地形の起伏、曲線をたくみに取り入れ、建物との調和を図っている。庭園は、春は新緑、秋は紅葉と、四季折々の彩りは古都の情緒を感じさせる。 苔の庭