2022.12.18 みょ 〈奈良市〉法性山 般若寺 ●ほっしょうさん はんにゃじ どんなお寺? 般若寺は舒明天皇元年(629)に高句麗僧の慧灌が創建したと伝えられる寺院。「般若寺」という寺号は天平7年(735)に聖武天皇が平城京の鬼門を守るため『大般若経』を塔の基壇に収めて卒塔婆を建てたことに始まります。平重衡の南都焼討ちで伽藍が消失しましたが、鎌倉時代に西大寺の叡尊と忍性が再興。楼門(国宝)と経蔵(重文)はその際に再建されたものです。本尊は木造文殊菩薩騎獅像(重文)で元亨4年(1324)の作です。西国四十九薬師霊場(第3番)と関西花の寺(第17番)の札所としても知られます。 名工の石塔と季節の花が彩る境内 境内に建つ高さ14メートルの十三重石塔(重文)は宋時代の石工・伊行末の手のもの。昭和の大修理(1964)の際、石塔内部に秘仏 白鳳阿弥陀如来立像(重文)をはじめとする仏像や経典などが納められていたことがわかり、現在は毎秋に特別公開が行われています。 境内いっぱいに咲くコスモスやあじさい、その花を水に浮かべた花手水が有名で、時期にはカメラマンや観光客でいっぱいになる花の名所でもある。 [関連記事] 般若寺の紫陽花6月中旬から下旬にかけての期間はアジサイと早咲きのコスモスが同時に楽しめる。 #「花もダンゴも」ナラタビックス計画 narakko.love.yomikko この投稿をInstagramで見る Narakko! by Yomiっこ(@narakko.love.yomikko)がシェアした投稿