2021.3.22 鮎 【吉野山】吉野水分神社 ●よしのみくまりじんじゃ 豊臣秀頼が再建した特異な社殿 『延喜式神名帳』には大社に列し、祈雨祭神八十五座の中に「吉野水分社一座」として記載される。元水分神社跡と伝えられる場所から拝む山は神体山特有の円錐形の山で、東へ音無川、西へ秋野川、南へ丹生川、北へ象川(きさがわ)と流れる四水流の分水嶺として水分神の鎮座地にふさわしい地形をしている。本殿は高い石段の上に建立され中央春日造の主殿に左右流造の三殿が一棟につながる特有の造りで、桃山時代の特色をもつ重要文化財である。 【祭神】天之水分神(あめのみくまりのかみ)